スポーツクラブのレッスンの中に、「ステップ台エクササイズ」というものがあります。
スポーツクラブによって、多少レッスン名が異なるかもしれませんが、「STEP(ステップ)」と呼ばれることが多いようです。
ステップ台を使い、リズムに合わせ、エアロビクスのステップで、リズムに合わせてステップエクササイズを行います。
踏み台昇降のように、ステップ台を設置し、昇降に負荷をかける形でのトレーニング。
目次
STEP(ステップ)について
レッスン前の準備で気を付けること
1.まず、ステップ台を準備します。スタジオの端や別室にステップ台が積み重なっていることが多いです。
2.ステップ台の用具を揃え、スタジオの空いたスペースでステップ台を設置します。
3.ステップ台の前で手を広げた状態でぶつからないか確認して、良い位置に設置して下さい。
ステップ台を設置します。
その際注意するのは、レッスンを受ける人たちにぶつからないよう、ある程度のスペースの確保が必要です。
踏み台昇降の動きだけではないので、ステップの種類によって、前後左右に移動することもあります。
ぶつかったり、ケガをしないためにも、両手を広げてぶつからないような位置にステップ台を設置して下さい。
STEP(ステップ)基本の動き
ステップの基本の動作は、踏み台昇降の要領です。右足、左足、でしっかりとステップを踏みます。
右足をステップ台へ乗せ、左足もステップ台へ。
その後、右足をステップ台から離して床へ。続いて左足も床へ下ろします。
しばらくこの動作を繰り返します。これが基本のステップです。
基本の動きは、踏み台昇降のように、右足を乗せ、左足を乗せ下ろしていく、という形ですが、徐々に足の動きが組み込まれてきます。
エアロビクスの動きで、膝を上げる動作の「ニーアップ」や、足のかかとをお尻へくっつける形に曲げる「レッグカール」など。
通常のエアロビクスのステップでは簡単にできるような動きも、ステップ台を利用することにより、足に負荷がかかります。
同じ足の動きでも、ステップ台1つでこれほど違うのか、と驚く方もいらっしゃるかもしれません。
基本は下半身の動きを重視。下半身を鍛えるエクササイズです。
レッスンの内容によっては、手の動きをつけることもあります。
レベルに応じてインストラクターがプログラムを調整することが多い
「STEP(ステップ)」については、一般的なエアロビクスよりも、レッスンの本数は少ないです。
初級・中級・上級コース、と、一般的なエアロビクスのレッスンは1日3,4本ほどプログラムに組み込まれているところも多いのですが、「STEP(ステップ)」に関しては、週2,3本。
スポーツクラブによって違うかもしれませんが、「STEP(ステップ)」を受講される方は、やや年配の層が多いです。
初級コースがメインで、一部中級レベルのステップの動きになっているように感じます。
下半身を鍛えることを重視し、エアロビクスのステップをふむのですが、ハードなダンス・動きというわけではありません。
ステップ台によって負荷はかかるものの、一般的なエアロビクスと比較すると前後左右の動きは少なく、激しい動きではありません。
足の筋力をつけながらエクササイズを楽しむ、という健康意識の高い方が受講されているように感じます。
最初はステップ台の踏み台昇降といった形でしっかりと足の上げ下ろしを行い、慣れてきたらニーアップ、レッグカールという足の動きを追加し、負荷をかけていきます。
中盤になると、中級向けのエクササイズも取り入れられ、マンボ、チャチャ、ボックスといった動きも加わります。
ステップ台にのぼり、片足を台の上に乗せ、次の足の動きで、ステップ台の前へ出す形をとったり、前後左右の動きが加わります。
一般的なスポーツクラブでは、年齢層がやや高め、ということもあり、「STEP(ステップ)」に関しては、初級・中級を組み合わせている形が多く、上級は行っていないところが多いような印象を受けます。
「STEP(ステップ)」に力を入れているスポーツクラブでは、中級・上級とレッスンを揃えているかもしれません。
激しい動きはないですが、しっかりと足の筋力をつける、という面ではとても素晴らしいエクササイズだと思います。
経験を積み重ねることで上達し、激しい動きがないので、年齢に関係なくエクササイズできるのが魅力です。
意外と難しい!「step(ステップ)」エクササイズ 「STEP(ステップ)」を体験!
初級エアロビクスに慣れ、ステップを覚えて動けるようになった頃、数回「STEP(ステップ)」に挑戦してみました。
60代、70代で参加している女性が多く、「ステップも楽しいよ」、と声をかけられたことがきっかけです。
初級エアロビクスや、中級のレッスンに入ることができるようになってきたので、「STEP(ステップ)」レッスンに参加してみました。
ところが、実際にチャレンジすると、意外と難しいのです。
足への負荷、というのはそれほど辛さを感じなかったのですが、中級レベルの前後左右の動きや、足のステップと手の動きも合わせた形のエクササイズは、予想していたよりも難しかったです。
60代・70代の女性たちは難なくこなし、インストラクターの動きに合わせ、軽やかに踏み台を使いつつステップを踏んでいました。
ステップ台によって、意外とバランスを保つのが難しく、足の動きや足に合わせた身体の前後左右の動きは、見ているのと自分がやってみるのとではかなり違いました。
足の動かし方を間違えると、ステップ台で転んだり、よろけてしまう恐れもあるのですが、足を動きを覚えこむ、という面では、脳トレ効果もあると思います。
ケガ防止のため、ステップ台は低く設定していました。
「step(ステップ)」に関しては、予想以上に難しかったので、数回で断念しました。
継続することで、どんどん上達していくのだと思います。
エアロビクスのステップ台!ステップエクササイズについて まとめ
ステップ台を使い、主に下半身のトレーニング「STEP(ステップ)」
スポーツクラブでプログラムに組み込まれており、足に負荷をかけることで足の筋力を上げることが目的です。
リズムに合わせ、踏み台昇降の動作もありますが、エアロビクスでのステップ、ニーアップやレッグカールで足の動きを追加していきます。
中級になると、マンボ、チャチャ、ボックス、というステップも組み込まれ、足へ負荷をかけ、下半身を鍛えるエクササイズです。
ステップ台なしの状態でのステップは動きやすいのですが、ステップ台を使うことにより、足の動きも難しく感じてしまいます。
前後左右に動き回るようなハードなエクササイズではないのですが、ステップ台を利用して、ステップをふみ、軽やかに動くのは見ているよりも難しいです。
足の動きも左右変わることもあるので、脳トレのような、感覚を抱くこともありました。
ステップ台を使い、きちんとステップをふむことで、足の筋力が強化され、転倒防止につながっていくのだと思います。
スピーディでハードな動きではないですが、しっかりと足の筋力を使い、鍛えていくトレーニングとして人気です。