11月5日に放送された「スッキリ」で、冬にコロナが拡大する懸念について、3つの理由を紹介していました。
専門家に聞き、なぜ冬が危険なのか、わかりやすく解説!
冬にコロナの拡大が懸念されてい3つの理由です。
目次
1.低温ほどウイルス生存
1つめは、低温ほどウイルスが生存する、ということです。
日本感染症学会専門医 寺嶋毅医師によりますと、
温度 | 感染力の維持時間 |
37℃ | 1日 |
22℃ | 7日 |
4℃ | 14日以上 |
寒くなり、低温になるとウイルスの生存日数も長くなってしまい、しっかりと手洗いうがいを行っていても、冬は14日以上ウイルスが生存しているため、これまで以上に予防や対策をする必要がありそうです。
2.乾燥するほど飛沫拡散
寒くなると感染が広がりやすくなる理由2つめ。
2.乾燥するほど飛沫拡散
日本感染症学会の水野泰孝医師によりますと、
「乾燥している方が飛沫を浴びやすい環境ではないかということは言われています」ということです。
理化学研究所では、スーパーコンピューターを使ったシミュレーションを紹介。
◆オフィス内で咳をした場合
1.8m先の人にかかる飛沫の数を湿度ごとに計測。
4人の座席でシミュレーションしたところ、湿度90%ではギリギリ飛沫の到達は2%前後。
しかし、湿度30%の時は飛沫の6%近くが対面する人に到達していました。
気温・湿度が低→ウイルス活性化・飛沫が飛びやすい
理化学研究所では、冬場は加湿器などを使って空気中に飛散する飛沫の数を減らす対策が重要、としています。
3.寒さで換気怠り
寒くなると感染が広がりやすくなる理由
3.寒さで換気怠り
日本感染症学会の寺嶋毅医師は、「人の問題でいうとどうしても寒いと換気をするのが怠りがちになります」ということです。
寒さで換気の回数が減り、感染しやすい状況を作ってしまう状態に。
冬にコロナ拡大懸念の3つの理由!
1.低温ほどウイルスが生存する
2.乾燥するほど飛沫拡散
3.寒さで換気怠り
冬は寒くなり、ウイルスの生存率が高くなり、乾燥による飛沫感染も高くなってしまうため、冬は要注意だということです。
正しい換気、加湿方法をチェックし、コロナ対策を行いたいですね。