10月20日に放送された「林先生の初耳学」
今回は、新企画で、偏愛芸能人から林先生に出題していました。
ゴミ分別の達人・マシンガンズの滝沢修一さんが登場。
滝沢修一さんは、ゴミ清掃員のエッセイ本、「このゴミは収集できません~ゴミ清掃員が見たあり得ない光景~」を出版し、6万5000部を売り上げたゴミ清掃員のベストセラー作家です。
滝沢さんが、ゴミの分別や現状を明かしてくれました。
目次
マシンガンズ 滝沢修一とは?
マシンガンズの滝沢修一さん。
現役ゴミ清掃員として働くお笑い芸人です。
36歳の時妻、が妊娠し、バイトしようとしてゴミ清掃の仕事を開始し、今は正社員なんだそう。
お笑いはアルバイトと話していました。
7年にわたり働いているという滝沢さん。
まさにゴミ分別の達人ですね。
出版したゴミ清掃員のエッセイ、「このゴミは収集できません~ゴミ清掃員が見たあり得ない光景~」は6万5000部を売り上げたベストセラー作家です。
ゴミ清掃員の方の苦悩や驚いたゴミの捨て方など、当事者にしかわからないことが多いので、滝沢さんのように紹介してくれるのはありがたいですね。
日本は世界のごみの排出量トップクラス
日本は世界のごみの排出量トップクラスだということです。
ゴミ問題を解決する1つの方法は、分別。
分別し、リサイクルできるものは再利用することにより、ごみ問題の解決につながると紹介してくれました。
間違えると大惨事!ごみの分別 嘘・ほんと
間違った分別で、ゴミ清掃車が爆発する事故を起こすなど、問題になっています。
分別せず、危険物を可燃ゴミとして出す人もいて、ゴミ清掃車が爆発することも。
ゴミの分別を間違えると命に係わってしまいます。
なんと、ゴミ清掃車は、年間で630台車が燃えてしまう事故が発生しているとのこと。
ゴミ清掃車は1台1000万円。
危険物を可燃ゴミとして出す人がいることで、命の危険も。
また、ゴミ清掃車を購入する必要があり、分別をしないことにより、お金もかかってしまいます。
驚いた可燃ごみ!
分別せず、可燃ゴミとしてゴミを出す人もいるということです。
・スプレー缶と使い捨てライターを可燃物の中にいっしょに入れる
・可燃ゴミの中に包丁が入っている
・可燃ゴミの中にビンを入れている
全く分別を意識せず、何でも捨てる、という方もいて、問題になっているようです。
1人1人が意識し、ゴミを分別する必要がありますね。
ゴミを分別しないことで税金がかかってしまう
ゴミの分別をしないまま、可燃ゴミとして出すことで、事故につながる心配があるだけでなく、焼却炉で1度火を止めなければならないそうです。
そうすると250万から300万ほどかかる、とのこと。
ゴミの分別をしない人がいることで、可燃ゴミを燃やすためにさらにコストがかかってしまうということです。
分別はとても大事なんですね。
ゴミの分別テスト 食べ終えたピザの箱の分別は?
マシンガンズの滝沢修一から、林先生に出題されました。
問題1・ゴミの分別テスト
食べ終えたピザの箱は、可燃ゴミ・不燃ゴミ・資源ゴミ、どれに分別すれば良いでしょうか?
林先生は、資源ごみと回答しました。
これは・・・不正解!
ピザは汚れているので、可燃ごみで!と、滝沢さん。
汚れているものはリサイクルできないので、可燃ゴミになります。
また、お線香の箱も可燃ゴミだということです。
お線香の箱は匂いがつくため、リサイクルできないとのこと。
匂いが強いものは可燃ゴミとして分別するのが良さそうです。
カキやホタテの貝殻の分別はどうすれば良い?
続いて2問目が出題されました。
カキやホタテの貝殻の分別はどうすれば良い?可燃ゴミ・不燃ゴミ・資源ゴミ、どれに該当するか、と質問していました。
林先生の回答は・・・可燃ごみ
正解でした!
色のついたペットボトルは?
色のついたペットボトルはどうなのかという質問がありました。
ペットボトルは基本的にリサイクル品です。
現在の日本では、透明なペットボトルのみ、リサイクル品として分別してほしいということでした。
発砲スチロールはどうすれば良い?
発砲スチロールを捨てる際、どうすれば良いか迷う、という話も。
そのまま置いておけばよいのか、それとも袋に入れたほうが良いのか、と質問が出ました。
滝沢さんによると、袋に入れてくれると助かる、ということです。
袋に入れていない発砲スチロールの場合、ゴミ収集車で散らばってしまい、大変な状態になることもあるんだそう。
袋に入れて散らばらないようにすることが大事ですね。
可燃ゴミは9割ルール
可燃ゴミには、9割ルール、と呼ばれるものがあるんだそう。
物によっては金属がついている靴や、ベルトなど、どう分別すれば良いか迷ってしまいますね。
この場合、可燃、として燃えるものが9割の場合、可燃ゴミとして分別すれば良い、ということです。
9割ルール、はじめて知りました。
どう分別すれば良いか、迷う時はゴミの分別表で確認していたのですが、9割ルールを意識しておくと、分別も楽ですね。
滝沢さんのアドバイスはとてもわかりやすく、勉強になりました。
世界中から注目を集めている街!徳島県上勝町
徳島県上勝町は、2020年までにごみの焼却・埋立処分をゼロにする「ゼロ・ウェイスト宣言」。宣言をしている街は世界に100以上あり、上勝町は2003年に日本で初めて宣言しましたhttps://t.co/PXEqXfzWu7
— グリーンピース・ジャパン (@GreenpeaceJP) 2019年10月16日
世界中から注目を集めている街があるということです。
人口1500人の徳島県上勝町。
現在放送中。笑ってコラえて ダーツの旅は、徳島県上勝町へ!
ゼロウェイストや葉っぱビジネスなど、魅力いっぱいの山里です。https://t.co/BNKt74osjW#上勝 #徳島 pic.twitter.com/B6WTjpsIGz
— you sakana (@yousakana) 2018年9月5日
特殊なゴミの分別が注目を集めているようです。
トイレットペーパーの芯も分け、ビンも色によって分けているという徹底ぶり!
ゴミの分別は、なんと45種類。
一般的にリサイクルは大体25%、ということですが、上勝町のリサイクルは80%!!
大半のゴミをリサイクルしているようです。
そのため、世界中から視察に訪れ、上勝町の活動を学びにくるんだそう。
ゴミの分別については、世界中で問題になっているんですね。
可燃ゴミを全く燃やさない街がある?
林先生に第3問目が出題されました。
可燃ゴミを全く燃やさない街がある?
上勝町でも可燃ゴミ80%リサイクルしているものの、残り20%は隣町で焼却処分しているということです。
林先生の回答は・・・香川県三豊市 正解です!!
微生物に分解してもらい、使える状態まで変えてもらう、ということです。
「バイオマス資源化センターみとよ」
香川県三豊市の、日本初のリサイクル技術でこれまで焼却処分してきた
燃やせるごみを発酵、乾燥してエネルギーとして再利用しています。#バイオマス #トンネルコンポスト #三豊市 #CO2削減 #リサイクル pic.twitter.com/14ZeJKjM6m
— 香川県地球温暖化防止活動推進センター (@Seto_eco_Kagawa) 2017年11月24日
微生物の働きによって可燃ごみを分解処理している三豊市。
34億円ものコストカットにつながっています。
人口や予算の少ない町にとってはまさに救世主となるごみ処理方法です!
可燃ゴミを全く燃やさず、微生物に分解してもらう、というのは驚きました。
34億円ものコストカットというのはすごいですね。
その分、しっかりと住民がゴミの分別のルールを守り、きちんと分別しているのだと思います。
1人1人が意識を変えることにより、これだけ分別してコストカットにつながるんですね。
香川県三豊市を参考にすることで、日本のゴミ問題も改善されていきそうです。
ゴミの分別に関しては、市町村でルールが異なりますが、住んでいる町の分別ルールを守るのは必須ですね。
普段何気なく出している可燃ゴミ。
費用や危険性についてはあまり深く考えていませんでした。
分別のルールを守る、ということを意識する程度で、実際に間違った分別によってどういうことが起こるのか、までは考えていなかったので、ゴミ収集車が燃えてしまい、清掃員がケガをするなど、負担をかけないためにもしっかりと分別しようと思います。
また、可燃ゴミの中に不燃ゴミがまじっていて、焼却炉で処理する際、不燃ゴミの影響で焼却炉を停止すると、250万から300万ほどかかる、ということも驚きでした。
1人1人の意識が大切ですね。
まとめ
10月20日に放送された「林先生の初耳学」
ゴミ分別の達人・マシンガンズの滝沢修一さんが登場。
現役ゴミ清掃員として働くお笑い芸人です。
滝沢修一さんは、ゴミ清掃員のエッセイ本、「このゴミは収集できません~ゴミ清掃員が見たあり得ない光景~」を出版し、6万5000部を売り上げたゴミ清掃員のベストセラー作家です。
滝沢さんが、ゴミの分別や現状を明かしてくれました。
日本は世界のごみの排出量トップクラスだということです。
ゴミ問題を解決する1つの方法は、分別。
リサイクルして再利用することにより、ごみ問題の解決につながる上、コストカットになるそうです。
間違った分別で、ゴミ清掃車が爆発する事故を起こすなど、問題になっています。
分別せず、危険物を可燃ゴミとして出す人もいて、ゴミ清掃車が爆発することも。
ゴミ清掃車は、年間で630台車が燃えてしまう事故が発生しているとのこと。
命に関わることなので、分別は必須ですね。
ゴミの分別をしないまま、可燃ゴミとして出すことで、焼却炉で1度火を止めなければならないこともあるんだそう。
すると250万から300万ほどかかる、とのこと。
分別することでコストカットにつながります。
・カキやホタテの貝殻の分別は可燃ゴミ
・可燃ゴミは9割ルール(可燃で燃えるものが9割の場合、可燃ゴミとして分別すれば良い)
・可燃ゴミを全く燃やさない町・香川県三豊市
について紹介してくれました。
ゴミを分別することにより、大きなコストカットにつながることをとてもわかりやすく解説してくれました。
1人1人が意識することで、日本のゴミ問題も変わっていきそうです。