6月11日に放送された「ヒルナンデス」で、年100種類以上梅干しを食べた梅干しの達人・竹内さんが自宅で簡単に作れる梅干しの作り方を教えてくれました。
保存袋を使って作る簡単な梅干し。
瓶やたるは不要なので手軽に作ることができます。
保存袋を使った自家製梅干しの作り方をまとめてみました。
目次
梅干しを保存袋で簡単に!
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年100種類以上の梅干しを食べ歩く男、竹内順平さんが教えてくれた梅干しレシピを紹介します。
梅干しといえば漬物用たるや保存瓶の用意がひと手間、という声も・・・。
今回は、家庭にある保存袋を使って作ります。
材料
・梅 1kg(梅は洗って水気をとる)
・塩 200g
・保存袋(大き目) 2枚
作り方
1.竹串で梅のヘタを取ります。(梅を傷つけないように注意)
2.保存袋を用意し、中をアルコール消毒したら、塩を半分入れてシャカシャカ振ります。
3.保存袋の中に梅を入れ、残りの塩を入れ、もう1回振っていきます。
4.中の空気を抜いて、しっかりと密封させ、もう1枚の保存袋に入れて二重にします。
5.梅が入った内側の保存袋の口を上に折り、外袋の保存袋の口を閉じます。
6.トレーの上に保存袋を乗せ、梅と同じ1kgの重石を乗せます。(本やペットボトルなど)
7.1日1回保存袋をひっくり返し、梅に漬かるまでなじませます。
8,1週間ほどして梅酢が出たら日の当たらない冷暗所におき、梅雨明けを待ちます。
9.梅雨があけたら3,4日ほど天日干しにすれば、昔ながらの自家製梅干しの完成です。
美味しい梅干しを作るポイントは、直射日光が当たらない冷暗所に置き、2~3日ほど追熟された梅を使うこと。
実がやわらかく、甘めのふっくらした梅干しになるそうです。
保存袋を使うので作るのも簡単。
保存袋の中に塩をまんべんなくかかるようにするのがポイントです。
保存袋を2枚使うのは、内側の梅に梅酢が出てくるため。
梅酢:梅を塩漬けしたときに出てくるエキスのこと。
本やペットボトルを重石にすることも重要です。
梅に圧をかけることでエキスを出し、なるべく早く梅を梅酢に漬からせるのがポイント。
レシピ通りに作り、天日干しすれば昔ながらの自家製梅干しの完成です。
竹内さん 梅干しとの出会い
食べた梅干しは年100種類以上という竹内順平さん。
お父さんは落語家の立川志の輔さんです。
落語家を目指していたということですが、24歳の時に運命の出会いがあったんだそう。
居酒屋で梅茶漬けを食べていた時、梅干しと目があった、という竹内さん。
「僕は梅干しは日本の代表食と思っているんですけど、梅干しのこと何もわからなかったんですよ」と話しています。
日本の代表食なのに梅干しのことを何も知らない、と思った竹内さんは車で9時間かけて和歌山県へ。
梅農家や生産加工業者の方に会って話を聞くうちに、梅干しの魅力を伝えたいという思いにかられ、日本全国300種類以上の梅干しを食べ歩いたということです。
梅干しがテーマの個展を開催したり、梅干し作りのワークショップなどを行い、1000年前から続く梅干しの魅力を改めて活動を行っている竹内さん。
梅干し愛が溢れています。