11月29日に放送された「マツコ&有吉 かりそめ天国」で、観光列車を紹介していました。
絶景・コスパ・満足感を考慮し、有識者がガチで選んだ正直ランキング。
観光列車ベスト5を紹介。
いつもとは違う豪華な車両で、絶景を見られる夢の旅。
しかし、実際には超人気で予約が取れない観光列車ばかり紹介されます。
中には、庶民には手が出ない100万円以上のクルーズトレインなど、豪華で快適そうでとても素敵ですが、実際には映像を見るだけ。
メディアで紹介される超人気列車も、手を出せる金額でも、予約がとれない、という声が多いです。
観光列車は、全国に100種類以上あり、その中で、一般人でも気軽に乗れて、コスパ・満足度がある観光列車はどれなのか?
有識者に意見を聞き、トップ5を決定しました。
目次
日本屈指の鉄オタたちが集結!
・旅行作家 野田隆さん
・ホリプロマネージャー 南田裕介さん
・鉄道ジャーナリスト 渡部文絵さん
・旅行ジャーナリスト 村田和子さん
・鉄道ジャーナリスト 梅原淳さん
・鉄道ライター 杉山淳一さん
・観光列車評論家 山田稔さん
7人とも、とても鉄道に詳しそうな方たちが集結!
紹介してくれる観光列車、期待大ですね。
全国の鉄道を乗りまくっているホリプロマネージャーの南田裕介さんは
「ずっと満席の観光列車は今回除外していった方がいいかな。(豪華)クルーズは乗らない」
というルールを決め、秋から冬の今のために、観光列車ガチガチランキングを発表してくれました。
今の時期だからこそ、より楽しめる観光列車ガチガチランキング、楽しみです。
観光列車TOP5
観光列車TOP5の発表です。
実際に予約ばかりで乗れないのではなく、乗車できる観光列車TOP5
1位:えちごトキめきリゾート雪月花
2位:JR東日本長野支社 ハイレール星空
3位:しなの鉄道ろくもん
4位:JR四国 アンパンマントロッコ列車
5位:近畿日本鉄道 観光特急しまかぜ
観光列車100以上ある中から選ばれた5つの列車。
独創性があり、列車自体も素晴らしいものでした。
5位:近畿日本鉄道 観光特急しまかぜ
まず、5位の発表です。
「豪華観光特急だったら何万円もするかと思ったら、普通の特急券に1000円プラス。列車として見た場合に、あれほど良いモノはない」と、旅行作家・野田隆さん。
通常の特急料金に1000円プラスするだけで超お得な観光列車。
近畿・東海地方。
名古屋・京都・大阪から、三重県賢島に向け3路線を運航する
・近畿日本鉄道 観光特急しまかぜ
伊勢神宮に近く、伊勢神宮参拝者が多く利用する観光特急しまかぜ。
今月、天皇・皇后もご乗車になり話題に。
安い&豪華!伊勢志摩への旅・観光特急しまかぜ
おもてなしポイント1は、開放感あるガラス窓。
ガラスエリアを大きくとっていて、バッチリ景色が見えます。
賢島へ行くまでの美し景色を堪能することが可能。
リポーターとして、ガンバレルーヤの2人が「しまかぜ」に乗車しました。
内部はスッキリとしていて、座席もやや広いです。足のスペースもしっかり確保でき、快適そう。
映像を見たマツコさん、思わず
「グリーン車より広くない?」と一言。
まさに、座席も広く、足まわりのスペースもゆったりしていて快適そうです。
通常、同じ路線の特急列車(22600系) 一般的な特急シートなのですが、「しまかぜ」は違います。
本革の電動リクライニングシートだということです。
おもてなしポイント2
新幹線のグリーン車よりも広い、広々とした電動リクライニングシート
近鉄名古屋-賢島(約2時間)
通常は3650円なのですが、これに1050円追加し、4700円支払うことで、このシートを使うことができます。
有識者がこの値段ではありえない、という価格で、ゆったりとしたシートで、快適に景色を眺めながら列車の旅を楽しめるんです。
緑が多い田園風景や広い川など、素敵な景色が広がっています。
ガンバレルーヤの2人はしまかぜの3号車へ移動。
おもてなしポイント3
個室が無料から+1050円と超格安
なんと、こちらでは、1室プラス1050円を払えば、3~4人用の洋風の個室になっています。
隣には、掘りごたつ風の個室(3~4人用)+1050円。
さらに、6人がいっしょに座れるサロン席もあります。
洋風個室・和風個室があり、個室も楽しめますね。
さらに有識者の間でもう1つオススメスポットが。
「食堂車。これもいいと思います」
4号車はカフェ車両。
松坂牛を100%使用し、野菜とじっくり煮込んだ
・松坂牛重 1430円
しまかぜで一番人気のピラフ
・海の幸ピラフ 1430円
松坂牛の入ったカレーなど、
おもてなしポイント4
1000円台の絶品グルメ。
素材にこだわった温かい料理が1000円台で食べることができます。
しまかぜ、とても快適に旅を楽しめそうです。
4位:JR四国 アンパンマントロッコ列車
4位に選ばれたのは、アンパンマントロッコ列車でした。
子どもも大人も!2つの景色が1度に楽しめる観光列車
中国四国地方
岡山・琴平・高松間を走るJR四国 アンパンマントロッコ列車
アンパンマントロッコ列車のリポートをしたのは宮下草薙の草薙さん。
電車の車体前部がアンパンマン。
トロッコ列車とは、車体上部を開放した観光列車のこと。
2両編成のアンパンマントロッコ列車。
お値段も、乗車券+1000円です。
(岡山-高松間)
土日祝日 春夏休みを中心に運行(12月~2月は運休)
子どもたちが大好きなアンパンマンのトロッコ列車ということもあり、ファミリーたちの予約でいっぱい。
おもてなしポイント1
車内はアンパンマンのキャラクターがいっぱい
おもてなしポイント2
絵本の無料貸し出しサービス
おもてなしポイント3
限定販売のアンパンマングッズ
とにかくアンパンマンでいっぱい。
座席にもアンパンマンが描かれています。
子どもはとても喜びそうですね。
リポーターの草薙さん、かなり緊張して出発です。
トロッコで上があいているため、風が気持ちいいとのこと。
車内はアンパンマンでいっぱいなため、子どもたちはテンションが上がって楽しそう。
しかし、大人にも楽しめるポイントがあるということです。
全国の鉄道に乗りまくるホリプロマネージャーの南田さんは
「瀬戸大橋という巨大な建造物を走っている。人類に対して畏敬の念を感じざるを得ない」と大絶賛
おもてなしポイント4
瀬戸大橋の中を通り瀬戸内海を一望できる
トンネルを抜けた先が絶景スポット!
トンネルを抜けると瀬戸内海。
海もとてもキレイで、山や瀬戸内の島も見えます。
最初はテンション低めだった草薙さんも、この絶景を前に大興奮。
「気持ちいいです!テンション上がってます。ありがとうございます。連れて来て下さって。一生の思い出です」とかなりの笑顔。
興奮して嬉しそうな草薙さんもかわいいです。
有識者の絶景としてオススメなのが、瀬戸大橋という近未来的な風景を間近で見れること。
およそ12キロ。時間にして15分。
日本人が作った世界に誇る巨大建築物・瀬戸大橋。
アンパンマンと記念写真が撮れるのもポイントです。
景色のすばらしさと、間近で瀬戸大橋を見ることができるため、4位になりました。
おもてなしポイント5
アンパンマンの水筒付き駅弁
お弁当にアンパンマンの水筒がついています。
子どもたちにとって、旅の素敵な記念になりそうですね。
瀬戸大橋、自動車で走るのと、トロッコ列車に乗る場合、高さも少し違うので、違った景色の見え方になるのかも、と思いました。
自動車を使うのも良いですが、トロッコ列車だとより瀬戸大橋を身近に感じられそうですね。
第3位:しなの鉄道ろくもん
「5回乗ってるんですけど、おもてなしは観光列車の中では1番」と、鉄道ジャーナリストの渡部文絵さん。
おもてなしが過ぎる!満足感最強の観光列車
その列車は長野県。
軽井沢・長野駅を結ぶ、しなの鉄道ろくもん
今回これをリポートしたのは狩野英孝さん。
軽井沢を出発し、長野へおよそ2時間の旅。
ろくもんは、鉄道デザイン界の隈研吾と呼ばれる、鉄道車両デザインの巨匠・三戸岡鋭治さんが設計しています。
総工費1億円をかけて作られたんだそう。
ろくもんとは、地元の武将「真田一族」の家紋「六文銭」から命名
レトロな車体の赤色は、真田幸村の赤い甲冑をイメージしています。
シックでレトロな色で、とても素敵。
車体には地元愛が詰まっていて、おもてなしもスゴイんです。
おもてなしポイント1
乗車の合図は”真田の出陣”イメージのホラ貝で
ホラ貝の音で出発です。
乗車部分にはレッドカーペット。
おもてなしポイント2
レッドカーペットでお出迎え
車内も素敵です。
3号車は個室のようになっており、まるで料亭のよう。
木がふんだんに使われていて落ち着いた空間。
1号車・2号車は洋風のデザインで、インテリアの木材のほとんどが長野県産。
洋風・和室どちらも素敵で、何回乗っても楽しめる空間になっています。
およそ2時間の旅。
浅間山が見え、田園風景が広がっています。
空もキレイ。
続いて出て来たのは、ろくもん自慢の料理
おもてなしポイント3
ろくもん自慢の料理
チーズで有名な銘店アトリエ・ド・フロマージュのフルコース。
信州サーモンのサラダや、信州プレミアム牛のサーロインなど、地元の食材をふんだんに使った贅沢ランチ。
観光列車では、名店のシェフが監修しただけの料理が多いのですが、こちらでは、シェフがみずからろくもんに乗り込み調理しています。
おもてなしポイント4
シェフ自らが乗車し調理
かなり豪華なランチで、とても美味しそうです。
最高の状態で食べてほしいという最強のおもてなし精神。
おもてなしポイント5
浅間山が見える絶景ポイントで停車
駅ではないのに、浅間山が見える絶景ポイントで停車してくれます。
写真撮影もでき、素晴らしい浅間山をじっくり見ることができます。
さらに、上田駅では、甲冑を着た駅長がもてなしてくれます。
上田駅では10分ほど停車するので、甲冑駅長との記念撮影が大人気だということです。
さらに、乗務員さんからの手書きのメッセージカードが。
「本日はありがとうございました」という言葉と共に、手書きのメッセージカードが渡されます。
おもてなしが過ぎる!というのも納得の旅。
列車のデザインも素敵で、食事も豪華。
大満足の観光列車ですね。
2位:JR東日本長野支社 ハイレール星空
【HIGH RAIL 星空が走ります!】山梨県小淵沢駅と長野県小諸駅をつなぐ小海線は、JR線では日本一標高の高い地点を走る路線です。12月からの土日の夜、小淵沢駅からハイレール星空が運行します。小海線で、星空を観にでかけてみませんか?
詳しくはこちら→https://t.co/rU7AVzN9Oa pic.twitter.com/x36CB0BRDb
— 山梨県北杜市 (@cityhokuto) 2019年11月26日
・どんな時間もこうやって使うんだ
・景色をやめちゃった、っていうところがすごく斬新
超異色!夜を走る体験型観光列車。
山梨県。
小渕沢駅から長野県小諸を運行する、
JR東日本長野支社 ハイレール星空
列車は、ハイレール1375と呼ばれ、JRの中で最も標高が高い地点1375mを通過。
しかし、夜1便だけハイレール星空に。
なぜこの列車が2位なのかというと、
「野辺山に着いたら1時間弱ぐらい停車し、星空観賞会という星空案内人が同乗されていて、その方が全部(星を)説明してくれる」と、ホリプロマネージャー南田さん。
おもてなしポイント1
JRの中で最も標高が高い野辺山付近1300mで星空観察会
星空観察会、というのは初耳です。
この列車をリポートするのは、またもや狩野英孝さん。
ハイレール星空は2両編成。
車内にプラネタリウムを設置。
ハイレール星空、佐久平で皆降りてしまった。 pic.twitter.com/cAeKSbDmKi
— ぶるーさんだぁ⚡️ (@eh200_901) 2017年7月1日
星空案内人の斎藤さんが、季節ごとの星空を解説してくれます。
乗車30分後、JR最高地点駅の野辺山駅へ到着。
日本三選星名所の野辺山。
野辺山駅の星空、とてもキレイです。
天の川が八ヶ岳にかかっています。
これからの季節は空気が澄みきりさらにキレイに見えるということです。
12月はふたご座流星群とこぐま座流星群が見えるので、運が良ければ流れ星がかなり見えるんだとか。
観光列車を降りて、素敵な星空を見て、心がすっきりしそうですね。
1位:えちごトキめきリゾート雪月花
・観光を楽しむだけに作られた車両
・トップラウンジ感のある感じ。ファーストクラス
上越の観光列車「雪月花」‼️
1位に選ばれた‼️ pic.twitter.com/R2l4T0YyMo— とのっころ☆大将 (@ongaku_saikou) 2019年11月29日
と大絶賛。
まさにファーストクラス!キングオブ観光列車
新潟県。
今回リポートするのはロッジの中岡さん。
北陸新幹線が開通した1年後の2016年に運行開始。
総工費約6億円の雪月花。
おもてなしポイント1
四季折々の景色が楽しめる
四季折々の風景が楽しめるということもあり、観光列車の中でも全国トップクラスの人気。
季節によって田園風景や雪景色を見ることができます。
車内は窓が大きく、まるで高級ホテルのよう。
おもてなしポイント2
開放感のあるレストラン形式の座席
ゆったりと座ることができます。
上越妙高から、妙高高原へ向かい、二本木・上越妙高・直江津・糸魚川を運行します。
約3時間の旅。
有識者のオススメは、2号車のハイデッキ。
ハイデッキの席は最大4人しか入れない席。
線路が見え、景色を独り占めしているかのよう。
前面展望を見るためには、そこに乗らなきゃいけない、ということです。
ロープで区切られていて、他の人はエリアに入れない、とのこと。
線路が見え、絶景を独り占めできます。
ハイデッキは別途1万5000円(1グル―プ)の特別空間。
さらに、雪月花が誇る、午前便のランチ。
雪コース(午前便)フレンチ3段重フルコース。
十日町市出身の二つ星シェフが考案したオシャレで美味しいフレンチの3段重。
新潟の旬の食材を最大限に使った旬のフルコースです。
彩りもよく、手間暇かけた料理が並んでいます。
およそ3時間の雪月花の旅は絶景の連続。
絶景 田園風景と妙高山。
絶景の棚田。
絶景!日本海
山も海も見え、棚田や川の風景も素晴らしいです。
1位に選ばれるのも納得。
夏と冬で全く違う景色が楽しめそうです。
まとめ
11月29日に放送された「マツコ&有吉 かりそめ天国」で、観光列車を紹介していました。
絶景・コスパ・満足感を考慮し、有識者がガチで選んだ正直ランキング。
観光列車ベスト5を紹介。
ずっと満席の観光列車は今回除外し、豪華クルーズは乗らない、いうルールを決めました。
秋から冬の今のために、観光列車ガチガチランキングを発表!
今の時期だからこそより楽しめる観光列車ガチガチランキングです。
観光列車TOP5
1位:えちごトキめきリゾート雪月花
2位:JR東日本長野支社 ハイレール星空
3位:しなの鉄道ろくもん
4位:JR四国 アンパンマントロッコ列車
5位:近畿日本鉄道 観光特急しまかぜ
という結果になりました。
1位から5位まで全て独創性があり、素晴らしいものでした。
ランクインするのも納得です。
個人的には、おもてなしが過ぎる、という車内もかなり楽しめる3位のしなの鉄道ろくもんが印象に残りました。
どの列車も乗車時間は2~3時間といったものが多く、列車からの景色を楽しみ、食事も美味しい、というのがポイント。
1位に選ばれたえちごトキめきリゾート「雪月花」は、おもてなしや絶景ポイント、ランチもとても美味しそうで、まさに観光列車、と感じました。
3時間の旅ですが、落ち着いた広い空間で、快適な列車の旅。
四季折々の風景が楽しめるということもあり、棚田や山、海も見え、これからの時期は雪景色が広がりますね。
情緒豊かな日本の四季を楽しめそうです。
秋の紅葉シーズンではまた違った顔を見せてくれそう。
観光列車、予想以上に豪華で、充実した時間を過ごせそう、と思いました。