10月10日に放送された「あさチャン」の、しらべる!Hotワードのコーナーで、なぜ無電柱化が進まないかについて放送していました。
災害の多い日本。
台風による被害で、電信柱が倒れてしまい、停電になったり、道路が危険な状態になることも。
無電柱化することにより、解決されることも多いと思われる中、なぜ進まないのかについて調査していました。
目次
日本の無電柱化 なぜ進まない?
引用元:http://civillifelab.com/fieldwork/2158/
無電柱化はなぜ進まないのでしょうか?
安全面でも必要とされている無電柱化。
電柱があることで、車との距離が近くなり、事故の危険性もあります。
狭い通路が多い場所ではとても危険ですね。
しかし、東京23区でも無電柱化されている場所は8%だということです。
無電柱化を推進している東京都でもわずか8%。
理由について紹介していました。
無電柱化が進まない5つの理由
東京23区でも無電柱化は8%。
無電柱化が進まない理由5点を挙げていました。
1位:コストが高い(1kmあたり約5億円)
2位;電力・通信会社などとの調整が難しい
3位:トランス(変圧器)の置き場所がない
4位:道路が狭くて事業ができない
5位:工事の期間が長い
工事は平日の夜中に行われる
無電柱化のための工事は、平日の夜中に行われるということです。
電線を入れるための管(土の中でガードする役割の筒状態のもの)を設置する必要があります。
しかし、地中には、電線以外に、ガスや通信、電力管などが埋められていて、他の管を損傷しないため、配慮しつつ工事を行っているということです。
設計・手続き 完成までに7年!
作業は平日の夜間のみ。
400メートルの区間に管を入れるだけで2年もかかってしまいます。
設計・手続きを行い、完成までに要する年月は7年!
また、家庭に電力を届ける時に調整するトランス、という変圧器があるのですが、無電柱化しようとする場合、トランスの置き場所に困る、という問題点もあるようです。
海外では無電柱化100%の都市も!
海外は無電柱化が100%という都市もあるということです。
・フランス・パリは100%
・イギリス・ロンドンも100%
無電柱化されている都市は、景観も美しいですね。
9月の台風15号では、千葉県内などで多数の電柱が倒壊し、停電被害が拡大した。国は無電柱化を推進するが、整備費が1キロ当たり7~9億円と高額で、京都市内でも進ちょく率は数%にとどまっている。
京都の市街地、無電柱に 歩道拡幅し観光客の混雑緩和へ | 京都新聞 https://t.co/7Z20SQ9lcV
— 京都タウンガイド (@kyoto_town_net) 2019年10月10日
しかし、なぜ世界の都市と日本でこれほど差が出ているのでしょうか?
海外と比べて差が出てしまうのは、ヨーロッパでは国が命令して指示を出しているということです。
そのため、事業者に強制力があると言われています。
日本との違いは、国が命令しているか、そうでないか、というのも大きな差があるのかもしれません。
巣鴨 地下スキャンで今後の展開に期待!
このトイレがあるのは白山通り沿いなんだけど、巣鴨駅付近は無電柱化されてるんだよね。柱上トランスも歩道脇のキュービクルに入ってるっぽい。電力配線も地下で引っ張ってくる必要があるんじゃないかと。改装前のトイレもさすがに電灯はあったと思ったんだけど、埋めちゃったのかね。 pic.twitter.com/LovIDp2Y1c
— UTiCd/うちかど (@UTiCd) 2018年7月15日
現在、地下をスキャンして、地下がどうなっているのか読み取れるようになっているということです。
運用を進めているのは巣鴨。
地下をスキャンし、地下がどうなっているか読み取り、作業を進めているということです。
地下には水道や下水道、ガス、通信、電力管などの管がたくさん入っており、工事を行うのにとても時間がかかってしまいます。
しかし、地下がどうなっているのかをスキャンして、状態を見ることができると、工事を進めやすくなるとのこと。
地下の状態を事前に把握することで、工事費の短縮やコストの改善につながっていくということです。
巣鴨で行われている地下のスキャン。
この技術を活用することで、無電柱化の工期が短縮され、普及につながっていくかもしれませんね。
まとめ
「あさチャン」の、しらべる!Hotワードのコーナーで、なぜ無電柱化が進まないかについて放送していました。
無電柱化することにより、解決されることも多いと思われる中、なぜ進まないのかについて調査していました。
日本で無電柱化が進まない5つの理由
1位:コストが高い(1kmあたり約5億円)
2位;電力・通信会社などとの調整が難しい
3位:トランス(変圧器)の置き場所がない
4位:道路が狭くて事業ができない
5位:工事の期間が長い
地下には水道や下水道、ガス、通信、電力管などの管がたくさん入っており、工事を行うのにとても時間がかかってしまいます。
現在巣鴨では、地下がどうなっているのかをスキャンして、状態を見て、工事を進めているとのこと。
地下の状態を事前に把握し、工事費の短縮やコストの改善につながっていくということです。
地下のスキャンにより、今後無電柱化が進められるかもしれませんね。