
9月14日に放送された「世界一受けたい授業」で、日本一有名なダンス部、大阪府立登美丘(とみおか)高校について紹介していました。
今年7月、アメリカで行われたワールド・オブ・ダンス2019で準優勝。
登美丘高校といえば、2017年、バブリーダンスで話題になりました。
ダンス部登美丘高校強さの秘密をリサーチ!
contents
振付師akane先生 7年間で日本一10回
ラストアイドルのARマーカー、akane先生出てきた
ラスアイメンバーより画質良くて笑ったw
子持ち主婦、ダンスレッスン申し込むの巻き pic.twitter.com/AcHs27PBad— Marina (@ich_marina) 2019年9月11日
「おっせーよ!」、「こら~!」と明るく指示を出す振付師akane先生(27歳)
akane先生は、ダンス部のコーチを務めながら、CMやPR動画を手掛けるプロの振付師です。
先生がコーチになり、登美丘高校は7年間で日本一10回!
ダンス強豪校になりました。
チームの最終目標”を言わないことで生徒たちの力を最大限に引き出す
akane先生は、”チームの最終目標”を言わないことで生徒たちの力を最大限に引き出すといいます。
「みんながどうしてもやりたいこと、考えるのはこの子たち。そこを考えられるようにならないといいものはできない」
先生が目標を決めてやらせるのではなく、目標を決めるのは生徒自身。
生徒たちがやりたいことを考え、行動できるよう指導しているようです。
登美丘高校ダンス部 ほぼ初心者!
TDC | 2nd Place World Division | Winners Circle | World of Dance Champio... https://t.co/4fiaKoi2FW @YouTubeより#登美丘高校ダンス部#TDC#worldofdance pic.twitter.com/kyJ5RVuxeW
— 【公式】大阪府立 登美丘高校ダンス部(TDC) (@tomiokadance) 2019年8月4日
高校生のダンス部生徒たちに、元々ダンスをやっていたのか?と質問したところ、「やってないです」という声が。
なんと、ほとんどがダンス初心者!
登美丘高校ダンス部のダンスは、力強いダンスで踊りも揃っていて、見応えがあります。
てっきり、経験者も多いのだと思っていたので驚きです。
普通の子でも世界を目指せる登美丘高校の強さの秘密を探ります。
登美丘高校とakane先生
登美丘高校は、大阪府堺市にある公立校。
男女共学。創立から95年という伝統校です。
キャプテンに部室を案内してもらったところ、廊下の一角を指さしたキャプテン。
部室はなく、廊下が部室代わりだということです。
普段の練習場所は屋上や、近所の市民体育館。
部員は現在108人だということです。
実は、akane先生自身も登美丘高校の卒業生。
大阪岸和田市生まれのakane先生。
ダンスをはじめたのは3歳頃だということです。
登美丘高校に入学し、ダンス部を創設したんだそう。
akane先生、学生時代から行動力がありますね!
2012年、大学生の時、後輩たちのオファーでダンス部のコーチに就任。
すると、わずか2年後の2014年、全国大会で初優勝しました!
7年間で全国優勝10回。
ダンス強豪校はどのように作られたのでしょうか。
akane先生指導法① アメとムチでやる気をアップ!
akane先生の指導法①アメとムチでやる気をアップ!
まずは新しいパートを先生が振り付けし、お手本を見せます。
生徒たちは初見でダンスを覚えることに。
覚えるだけでも必死です。
ところが、akane先生から「遅い!」とダメ出しが。
初めてでもミスは許さないakane先生。
できるまで何日でも続きます。
20分間、反復練習で追いこみます。
そのかわり、1度でもできたら、「あ~いいやん!めっちゃいいで」と、めいっぱい褒めます。
厳しいだけでなく、褒めて笑い合うakane先生。
これにより、生徒たちのやる気も自然にアップするんです。
「1人1人ちゃんと見てくださって、愛があるな、と思います」と3年生。
アメとムチの比率を聞いてみたところ、ムチが9.アメ1、だということです。
生徒のダンスが上達するための工夫とは?
生徒のダンスが上達するために工夫しているというakane先生。
一体どんな工夫をしているのでしょうか?
akane先生は、タイムリミットを決めるということです。
「限られた時間の中で、完璧なパフォーマンスをしないといけないので、制限時間を決めています」とakane先生。
ガッと集中してやるんだそう。
akane先生の指導法②せっかちトレーニング
akane先生の指導法②せっかちトレーニング
akane先生は制限時間を決めて、生徒たちだけでダンスを覚えさせます。
この練習のねらいは・・・?
「与えられたものをどうやって自分たちのものにできるかっていう、その作業をしないといいものはできない」とakane先生。
生徒自身が考えて踊る時間を作ることが、ダンスを上達させるコツなんだそう。
akane先生の指導法③面白いことが一番!
akane先生の指導法③面白いことが一番!
練習中、先生が不機嫌になるのは、おもしろくないとき。
「もっとおもろくして、ホンマに」とakane先生。
akane先生が目指すのは、見る人を楽しませる面白いダンス。
人を楽しませるダンスを作るため、生徒にちょっと変わったダンスをさせます。
それは・・・顔ダンス!
顔というのは非常に大事だと思っています、とakane先生。
表情を豊かにするために顔ダンスをさせているということです。
akane先生 大会前は生徒1人1人に直筆の手紙を渡す
『世界一受けたい授業』ご覧頂きありがとうございました
いかがでしたか?
楽しんで頂けましたでしょうか!
そしてついに自主公演まで1週間となります!
あと少し、全力で頑張っていきます!#世界一受けたい授業 #TDC #ティーディーシー #登美丘高校ダンス部 #自主公演 #journey pic.twitter.com/09au9PzHKT— 【公式】大阪府立 登美丘高校ダンス部(TDC) (@tomiokadance) 2019年9月14日
akane先生、大会前は生徒1人1人に直筆の手紙を渡すということです。
キャプテンがakane先生からの直筆の手紙を見せてくれました。
「じわっときました、宝物です」、「感動しました」、「いい演技できました」と生徒たちの声。
akane先生は、大会へ出場する50人以上の生徒たち1人1人に手紙で思いを届けるということです。
akane先生 生徒にたいして心がけていることとは?
akane先生に生徒にたいして心がけていることを質問していました。
生徒を1人の大人として扱う、ということだそうです。
「1つの作品を作る上で、パートナーとしてお客さんを楽しませるっていう目標をかなえるために、お互い信頼し合ってやらないといけない」と話していました。
生徒たちも、自分たちの考えを聞いてダンスに取り入れてくれる、と教わるだけでなく、自分たちでダンスを考えることも多いようです。
ダンス部は女子生徒だけで現在108人。
衣装は古着などを使った生徒たちの手作りです。
世界大会では準優勝&ベストコスチューム賞 受賞
年に1度、生徒だけで自主公演を行っている、ということで、自主性を重んじる教育方針が伝わってきました。
一見スパルタのように見えるakane先生。
しかし、生徒たちへの愛情がとても深いことも伝わってきます。
先生の考えが、登美丘高校ダンス部の演技に込められている、と思いました。
パフォーマンスが素晴らしく、顔ダンス、ということで、表情も豊か。
楽しそうにダンスを踊る姿がとても印象に残りました!
まとめ
9月14日に放送された「世界一受けたい授業」で、日本一有名なダンス部、大阪府立登美丘(とみおか)高校について紹介していました。
今年7月、アメリカで行われたワールド・オブ・ダンス2019で準優勝。
登美丘高校といえば、2017年、バブリーダンスで話題になりました。
ダンス部登美丘高校強さの秘密をリサーチ!
ダンスを指導するakane先生は、ダンス部のコーチを務めながら、CMやPR動画を手掛けるプロの振付師です。
先生がコーチになり、登美丘高校は7年間で日本一10回!
登美丘高校ダンス部、ほとんど初心者なんだそう。
akane先生の指導法は3つ。
・akane先生の指導法①アメとムチでやる気をアップ!
・akane先生の指導法②せっかちトレーニング
・akane先生の指導法③面白いことが一番!
ということです。
厳しい面もありますが、生徒と共に良い作品を作り上げていく気持ちが伝わってきます。
また、大会前には、かならず参加生徒1人1人に直筆の手紙を渡すんだそう。
登美丘高校ダンス部は、動きのキレもよく、しっかりと揃った動きで、踊っている方たちの表情がとても良いです。
ダンスだけでなく、表現力も磨いているんでしょうね。
明るくスパルタな面もあるakane先生。
実績を出していますが、根底には生徒への深い愛情と、仲間として良い作品作り、という意識が高いのが強豪校となった理由ではないか、と感じました。