9月5日に放送されたヒルナンデス。
今回は、秋に増加!肩こり・腰痛対策のキホンについて、正しい対処法を2択でアンケートしていました。
監修を行ってくれたのは、千葉ロッテマリーンズの公式メディカルアドバイザーを務める、酒井慎太郎先生。
酒井慎太郎先生は、さかいクリニックグループの代表を務めており、肩こり・腰痛対策の実績もある方です。
酒井先生は、プロ野球選手のメディカルトレーナーとしても活躍しています。
プロ野球選手は、ケガの印象が強いですが、実は普段から、首や肩が痛い、という相談を受けているんだそうです。
そのため思うように練習ができない、という悩みを打ち明けられることも多いとのこと。
肩こりや腰痛は、日常の動作や姿勢の悪さが積み重なり出るということです。
改善することによって、変化が出てくる、ということで、参考になりそうです。
目次
肩こりにより効果的なお風呂のつかり方はどっち?
引用元:http://www.sakai-clinic.co.jp/about/message
肩こりに、より効果的なお風呂のつかり方はどっちでしょう?
A.全身浴(首までつかる)
B.半身浴(腰までつかる)
街の人にアンケートをとったところ、しっかり首まで浸かった方が良い、という方や、全身浴だと疲労するので半身浴のほうが全身の血流がよくなる、と意見が分かれました。
正解は・・・・A.全身浴
でした!
酒井先生の解説
全身浴は首と肩を直接温めるので効果的。
首と肩はいくつもの筋肉が重なっているため、半身浴ではあまり効き目がないということです。
全身浴で首と肩のコリをほぐしていきましょう。
桐山さんから、先生に、「しっかりとほぐしたい時は時間や温度など、どうしたら良いですか?」と質問していました。
肩こりに効果的なお風呂の入り方は、
40℃の湯船に首まで10分以上浸かる、ということです。
首の筋肉は、頭の付け根のギリギリのところまであるとのことで、入る時はしっかりと首の上、頭の付け根部分までしっかりつかるように入る方が良いとのこと。
勉強になりますね!
肩こり対策でより気をつけなければいけないのはどっち?
肩こり対策でより気を付けなければいけないのはどっち?
A.リュックやバッグの持ち方
B.スマホの持ち方
街の声を聞いてみたところ、バッグのほうが影響がありそう、という声と、スマホの持ち方で首が前に傾いている、という意見も。
インタビューの様子を見ていると、バッグ、と答えたのは女性に多く、スマホ、と答えていたのは男性が多い印象でした。
正解は・・・・・B.スマホの持ち方
でした!
酒井先生の解説は
肩こり対策でより気を付けなければいけないのは、スマホの持ち方です。
肩こりの原因となるものは、ほとんどの場合、肩への直接の負担からくるものではなく、他の部位が原因で肩に負担がかかっているといことです。
スマホを下向きの姿勢で見ると、首が前に出て、首が本来の姿勢のS字カーブではなく、まっすぐになってしまうストレートネックが原因で肩こりにつながると言われています。
首の筋肉が固まってしまい、肩こりになってしまいます。
荷物は後ろに背負えば肩こり予防になるとのこと。
意識的に胸を張ることで姿勢がよくなるということです。
肩こりの予防として、目の高さまでスマートフォンを持って使いましょう!
脇の下に手を添えると楽に操作できるということです。
あまり脇の下に手を添えてスマホを使っている方は少ないですね。
先生曰く、スマホを使う時、頬杖をついたり、手を組んで見ている方は、ストレートネックになっている可能性が高いんだそう。
スマホを使用する際の姿勢も要注意ですね。
重心が前になっている場合は、よくないそうです。
一番姿勢の良かった人として挙げられたのが、サバンナの八木さん。
背骨に重心が入っており、手の位置も良い、胸をはっている状態で素晴らしい姿勢だということです。
腰の椎間板への負担が大きいのはどっち?
腰の椎間板への負担が大きいのはどっち?
A.立っている時
B.座っている時
街の声は、立っている時、下半身に重みがかかるのでは?という意見や、立っていたら腰がしんどいから、座っている方が良い、という声も。座っているほうが腰をよく動かしているのでは良いのでは?と意見が分かれていました。
正解は・・・・B.座っている時
先生の解説
腰への負担がかかるのは座っている時です。
人間は、立っている時、腰だけではなく、首・股関節・ひざ・足首などの関節がクッションの役割を果たしています。
しかし、座っている時は、首と腰のみ。
上半身の負荷を全て腰で受け止めることになります。
普通に座っているだけで、立っている時より1.5倍も腰に負担が増加します。
全国調査によると、日本人の約80%の人が一生に一度は腰痛を経験しているとのこと。
しかし、デスクワークなどで座らなければならない人はどうしたら良いんでしょうか?
座る際のポイントは、背筋を伸ばして90度の角度で深く座ることが良いということです。
良い姿勢は窮屈に感じることが多いんだそう。
90度の姿勢でピッタリ座るのは少し窮屈に感じてしまい、長時間座るのはややしんどいですね。
なるべく良い姿勢で座ると良いようです。
腰にとって負担の少ない寝方はどっち?
腰にとって負担の少ない寝方はどっち?
A.仰向け
B.横向き
街の声は、圧力が分散されるので仰向けが良い、という声や、横向きだと背骨が自然に近い形ではないか?という意見でした。
こちらも意見がはっきりわかれていました。
正解は・・・・A.仰向け
でした!
腰にとってより負担がない寝方は仰向けということでした。
体に何も力をかけない状態が腰には最良だということです。
仰向けで、解放された状態は、背骨の自然なカーブを適度に作り、寝返りによって全身のしなやかさを作るとのこと。
横向きは同じ姿勢で背中が丸まって固まりやすくなるのでNG。
腰痛の予防として、子どものように、全身を開放して寝るのが腰には良いようです。
ぎっくり腰になった時のより良い処置はどっち?
ぎっくり腰になった時のより良い処置はどっち?
A.腰を冷やす
B.腰を温める
ぎっくり腰経験者に聞いてみると、冷やす、という方も。温めたほうがほぐれるのでは?という回答も。
正解は・・・B.腰を温める
でした!
先生の解説では、急性腰痛は冷やす、慢性腰痛は温める、と言われているようです。
ぎっくり腰は急性腰痛と言われていますが、原因は慢性腰痛の積み重ねが多いと言われています。
温熱療法は、急性と慢性の両方に効果があると言われており、一度温めてみて、熱をもつほどの状態になったら冷やしてください、ということです。
動けるようになったら必ず病院へいきましょう、ということでした。
腰痛予防として、オットセイ体操をすすめていました。
引用元:https://health-more.jp/column/detail/138/
オットセイ体操は、寝そべる形で足・股関節をしっかりと床につけた状態で、両手は床につけてオットセイのように上半身をそらしていきます。
股関節が浮かないように、呼吸をしながら姿勢を30秒から1分間キープ。
このオットセイ体操により、関節の可動域を広げて腰の負担を軽減する効果があると言われています。
予防して、腰痛を軽減したいですね!
まとめ
9月5日に放送されたヒルナンデス。
今回は、秋に増加!肩こり・腰痛対策のキホンについて、正しい対処法を2択でアンケートしていました。
監修を行ってくれたのは、千葉ロッテマリーンズの公式メディカルアドバイザーを務める、酒井慎太郎先生。
2択の質問をし、酒井先生が回答・解説をしてくれました。
肩こりに、より効果的なお風呂のつかり方はどっちでしょう?
正解は・・・A.全身浴(首までつかる)
肩こり対策でより気を付けなければいけないのはどっち?
正解は・・・B.スマホの持ち方
腰の椎間板への負担が大きいのはどっち?
正解は・・・B.座っている時
腰にとって負担の少ない寝方はどっち?
正解は・・・A.仰向け
ぎっくり腰になった時のより良い処置はどっち?
正解は・・・B.腰を温める
日常の動作の積み重ねで、肩こりや腰痛に大きな理由となるようです。
つい姿勢が前屈みになっていることが多く、胸をはるような姿勢や、スマホの使い方など、日常生活の中で注意する点が多いと実感しました。