8月11日に放送された「林修の今でしょ講座」で、新型コロナの専門医が最新研究を紹介していました。
新型コロナの専門医が教えてくれる最新の新型コロナの弱点。
感染リスクを最小限に抑える方法や、林先生やスタジオゲストの方が新型コロナについて疑問を専門医に質問し、わかりやすく解説!
エアロゾル感染や夏マスク問題など、猛暑の今も感染者数が増加している新型コロナ。
専門医による最新情報でしっかりとコロナ対策を行いたいですね。
目次
林修先生・新型コロナの疑問 予防している人が感染!
フジテレビ系列【it!】で二木先生(二木芳人)が新型コロナへのポピヨンヨードの直接的な効果には懐疑的でいらっしゃいました。
関西テレビの【報道ランナー】で関西医科大学の宮下先生(宮下修行)も直接的な効果には懐疑的でいらっしゃいました。#ポピドンヨード #新型コロナ #二木先生 pic.twitter.com/GcMWo9X3At
— 中橋健 (@TAKESHI_JAPANO) August 4, 2020
感染症の専門医に今聞きたい!新型コロナの疑問
林先生の最初の疑問です。
しっかり予防している人が感染!何が原因?
・マスク・手洗い等完璧に予防していた人が感染したと聞く。原因は?
以前はどこで感染したのか、濃厚接触者や旅行など、感染源が特定できるケースが多かったです。
しかし、最近では、しっかりと予防している人が感染し、感染経路が不明、という声も多いです。
今わかった新たな原因として、専門医2人の回答は「エアロゾル感染」ということでした。
エアロゾル感染の疑いが強い、ということです。
エアロゾルとは何・・・?
エアロゾル感染の疑いが強いという専門医。
そもそもエアロゾルとは何なのでしょうか?
窓を閉め切った密閉空間でマスクをしない状態でせきをした時のシミュレーションが紹介されました。
せきをした瞬間に出たのは大量の飛沫。
1分程度で大きい飛沫は落ちるということですが、小さい霧状の飛沫は20分以上も浮遊し続けるという結果に。
空気中に浮遊する小さい霧状の飛沫=エアロゾル
手洗いマスクなどを徹底しているのに感染した、という人が増えているのはこれが原因だと考えられているということです。
せきをした時に出る飛沫。
大きさはいろいろあり、非常に細かい目に見えない、マイクロミスト状の飛沫を「エアロゾル」というんだそう。
密閉した空間でエアロゾル発生→空気中に浮遊→感染リスクの危険が!
2m以上ソーシャルディスタンスを取りましょう、と言われています。
しかし、このエアロゾルは厄介な存在。
密閉された空間では距離をとっていても、感染リスクがあるということです。
ある条件でエアロゾルは発生していた!?
最新の研究で判明したのは、ある条件でエアロゾルが出ていることがわかったそうです。
専門医によると、コロナの初期の状態では、医療行為を行う際、エアロゾルが発生していると考えられていたんだそう。
日常の会話や日常的な場面では出ないといわれていたということです。
しかし、最近の研究で、エアロゾルは普通の会話でも出る、ということが判明したとのこと。
専門医・二木先生によると・・・
・エアロゾルは通常の会話で少量出る
ということです。
大声でしゃべったり歌ったりすると、多くのエアロゾルが出てしまう形に。
エアロゾルはマスクを通過する?しない?
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通常の会話だけで生じてしまうエアロゾル。
咳が原因と思っていたので、驚きました。
ここで、番組では細かい霧状のエアロゾルについて専門医2人に質問!
・エアロゾルはマスクを通過する?通過しない?
二木先生によると・・・
・エアロゾルは不織布を通過しない
不織布マスクを通過しない、ということですが、マスクの鼻の部分に隙間があり、エアロゾルはそこから入ってしまうということです。
専門医が教える!効果的なマスクの使い方
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感染症の専門医・二木先生が、今だからわかる効果的なマスクの使い方を教えてくれました。
・顔の大きさにあったマスクを隙間ができないよう鼻の形を合わせぴったりつける
自分に合ったマスクをつけることで感染リスクを下げることに。
しかし、食事の時などはマスクをはずします。
この場合、どの対策を行えばよいのでしょうか?
エアロゾル感染を最小限に抑える方法!換気はマスト
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3密をすればリスクは大幅に減る!ということです。
密閉・密集・密接、と言われている3密。
中でも一番ダメなのが「密閉」
密閉を避けるのに大事なのは換気!
・エアロゾル感染の予防対策「換気」
部屋の中などで、会話をするだけで発生してしまうエアロゾル。
一番効果的なのは、エアロゾルを外に出すため、「換気」が非常に重要!
「手を洗う、マスクをする、だけでなく、換気も心掛けておかないとエアロゾル感染があるとお話ししています」と二木先生。
暑い夏、エアコンを使うことが多いですが、基本的にエアコンでは換気はできない、ということです。
佐藤先生によると・・・
・換気は窓を開け、外の空気を取り入れることが重要
と教えてくれました。
換気なしの室内の場合、せきをして飛び散ったエアロゾルは空気の循環によって部屋中に広がる形に。
窓を開け、十分な換気ができている場合、飛び散ったエアロゾルは窓からの気流で換気扇へ。
換気あり、の空間ではエアロゾルに触れた人が少ない、ということです。
また、佐藤先生によりますと、換気が不十分な部屋では空気中のウイルス濃度が高くなり感染リスクが高くなる可能性があるんだそう。
換気の目安は?
換気の目安は、基本的には常に換気したほうがいい、と佐藤先生。
無理な場合は1時間に10分程度の換気が必要だということです。
換気をする際のポイントは、空気の出入り口を2か所以上作ること。
空気の流れが生まれ、効率的な換気ができるということです。
二木先生も、「できるだけ換気。常に換気」と、換気することの重要性を教えてくれました。
重要なのは・・・
・手洗い
・マスク
・換気
感染リスクを下げるためにも換気がしっかり行われているか、自分で確認することが大事です、と林先生がまとめてくれました。
エアロゾル感染、というのは最近よく耳にしますが、会話だけでも発生する、ということで驚きです。
しっかりと予防し、それでも感染してしまうのはエアロゾル感染!
「密閉」を避け、しっかりと換気している環境で過ごすのが重要だと思いました。
専門家によると、満員電車などは、意外と感染リスクは高くないということです。
電車も窓を開けてしっかり換気していて、電車内で会話をする人が少ない、ということと、各自マスクをつけていれば感染リスクは低いんだそう。
注意するのは飲食店を利用する場合や会議など。
飲食店もしっかりと換気する、という形をとっている店もあるので、換気が行われているかをチェックし、しっかり換気されている場合は感染リスクは低いようです。
家の中でも現在は家庭内感染が増えているため、「換気」がとても重要。
手洗い、マスク、は必須ですが、換気もしっかり行うことが大切だということです。