1月17日に放送された「ZIP」で、おうちのおでんを美味しく作る方法と、残ったおでんのアレンジについて紹介していました。
プロが直伝!お家おでんをおいしくする技を伝授。
今回は、お家おでんをお店のように美味しくする方法や余ったおでんのアレンジ術を紹介していました。
冬になると食べたくなるおでん。お店のように美味しくできると嬉しいですね。また、余ってしまうことも多いのでアレンジレシピは助かります。
目次
プロが直伝!お家おでんをおいしくする技
お家おでんをおいしくする技を教えてもらいました。
主婦におでんの悩みを聴いてみると、「大根に味が全然染みない」と悩んでいる様子。
今回おでんをお店の味にする方法を教えてくれたのは、老舗料亭「菊乃井」でアドバイザーを務める堀知佐子さん。
「正しい手順で作っていくとお店の味っぽくなります」と話していました。
まずは、味が染み込んだお店のようなおでんの作り方を紹介していました。
お店の味へ近づける!プロの味 3STEP
お店の味へ近づける!ための3つの方法
1.だしの作り方
2.具材の下準備
3.煮込む順番
3つの手順をしっかり守ると、お家でもプロのような味になるそうです。
まずはだしの作り方。
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掘さんが手にとったのは「昆布茶」
おでん’(イノシン酸)+昆布(グルタミン酸)の相乗効果で7倍から8倍うま味が上がるということです。
市販のおでんだしの多くはカツオ風味もの。
それに昆布茶を入れることで風味がアップするということです。
◆市販のだし(カツオだし)+昆布茶=風味アップ
主婦たちもこの出汁を飲んで、美味しい!と驚いていました。
だしが出来たところで具材の下準備に取り掛かります。
一番味が染み込みにくい、と悩んでいる方も多い様子。
おでんの下準備を詳しく教えてくれました。
おでん用にカットしたものを見ると、皮の近くには筋ができています。
おでん用の大根は、筋の内側の丸い部分まで剥かないといけない、と堀さん。
大根は、外側およそ3mmは筋があり、だしが染み込みにくい、ということです。
そのため、おでんの大根を作る時には、分厚く、3mmほど皮をむくのが重要。
・大根皮は3mmむく!
そして、隠し包丁を入れた後、切った大根をそのまま電子レンジにかけるということです。
リポーターが、「何でおだしに入れる前に電子レンジで加熱するんですか?」と質問したところ、「大根の水分を抜きたいから」という答えが返ってきました。
大根はスポンジと同じ原理で、水分がなければだしを吸う形に。
水分を抜き、勝手に大根がおだしを吸い込む形にするため、一旦電子レンジでおでんの水分を抜くということです。
輪切り大根をラップして電子レンジ(600W)で5分。
すると、250gあった大根が213gに!
しっかりと水分が落ちたようです。
おでんの大根だけでなく、煮物のじゃがいもやにんじんなどにも応用可能。
最後は皆さんが悩んでいる煮込む順番!
煮込む順番 だい こんぶねり たまぺん
おでんを煮込む際、順番が大事だということです。
おでんを煮込んでいく順番の覚え方を紹介してくれました。
・だい こんぶねり たまぺん
まず、入れるのは、味の染み込みにくい大根。
その後、こんにゃくを入れて、続いて昆布。
火をつけて煮込んでいき、沸騰して15分ほど経ったら、練りものを入れます。
「しみこんでいるから美味しいんじゃなくて、素材の味とだしの状態がちょうどいい状態にあるのがみそです」と堀さん。
卵は練り物の後に入れます。そして最後は型崩れしやすいはんぺんを入れて、家庭でもお店のようなおでんに仕上がるということです。
2分待てば完成!と思いきや、堀さん、ボウルにいれた氷水に鍋ごと突っ込んでいます。
あったかく完成したおでん。
冷まさないとダメ、ということです。
・味が染み込むのは温度低下時
粗熱をとるため、氷水に10分つけます。
鍋の底が触れるくらいになったら、再び点火。
これで絶品おでんの完成です。
しかし、主婦の方からコメントが寄せられました。
「美味しそうだけど、色映えが良くない。野菜を取って欲しいと思っているので」と困っている様子。
これに対し、プロが解決案を出してくれました。
おでんにおススメなのが「キャベツ」でした!
ざく切りにした大き目のキャベツをおでん鍋に入れていきます。
キャベツは甘さがあるお野菜なので、甘味が増し、おでんともピッタリだということです。
シャキシャキの食感を残すため、煮込むのは約1分。
およそ1時間でプロ直伝・お家おでんの完成です。
食べていた主婦の方たち、大根に味がよくしみていて、軽くお箸で切れる、と驚いていました。
おでんを作る際、大根に味を染み込ませるため、早い時間から調理し、美味しくいただくことはありますが、たった1時間でじっくり染み込んだおでんが完成していて驚きました。
おでんのダシとに昆布茶を入れることで、さらに風味やコクが増しそうです。
勉強になりました。
余ったおでんアレンジ お好み焼き&おでんシチュー
明日は #ZIP! スタジオです🎤
おでんの美味しい作り方やアレンジレシピをご紹介します🥰
大根大好きなのですが、なかなか味が染みなくて悩みます。。
あと、具材で好きなのはジャガイモ🍢 https://t.co/oPHdGMuMCW— 森 遥香【ホリプロアナウンス室】 (@mori_haruka_) January 16, 2020
続いて、余ったおでんのアレンジ術を紹介。
おいしいおでんですが、余ってしまうことも多いですね。
美味しいおでんですが、同じ具材を使っているため、余ることも多く、余ったあと、「またおでん」と言われてしまう方もいるようです。
余ったおでんを美味しく食べるにはどうすれば良いでしょうか?
まずは子どもに大人気の料理にアレンジしていました。
余ったおでんでお好み焼き!
料理人のプロ・堀さん。
「余ったおでんでお好み焼きをつくります」と一言。
堀さんによると、「お好み焼きにだしが入ると、和風になっていっぱい食べられるんです。」ということです。
使う具材は、大根・つみれ・がんもどき・ちくわ・卵・ごぼう巻・こんにゃく。
これらの具材を細かく切って、キャベツ・卵で混ぜていきます。
続いて入れるのは小麦粉。
「お好み焼き粉じゃなくて大丈夫なの?」と心配する子どもに、「だしが効いているからお好み焼き粉を使う必要がないんですよ」と説明していました。
お好み焼き店でも行う、小麦粉+だし、というのと同じ。
「おでんは全部に味が含まれているから、だし感を出すにはちょうどいい」と堀さん。
さらに、残ったおでんのダシをボウルの中へ入れると、タレは完成!!
おでんでアレンジしたお好み焼きが完成しました。
見た目は完全なお好み焼きです。
食べた子どもたちは、「おいしい!」と大絶賛。
食感も味もちょっとおでんがあるけど、ほぼお好み焼き、と驚いていました。
さらに残ったおでんのだしを使えば「味変」も楽しめます。
だしを使うことでお好みが明石焼き風になるなど、美味しくいただけるということです。
余ったおでんをシチューに!
続いてのアレンジレシピを教えてくれたのは、予約殺到!小田原おでん本店の渡邉智さん。
なんと、おでんをシチューにアレンジ!
子どもたちはかなり驚いていました。
プロのアイデアは和と洋の癒合 おでんクリームシチュー
おでんお鍋に入れたのは牛乳!その後ルーを入れて約3分。
とろみが出るまで煮込んで完成です。
おでんのあまりもので作ったクリームシチュー。
合うのでしょうか?
食べてみたところ、牛乳を入れる際は驚いていた子どもたちですが、実際に食べてみると、意外に合う、とのこと。
洋風のシチューと和風だしのおでん。
意外と相性がよく、だしの旨味が出ておいしい、ということです。
いつも食べているシチューより、だしがきいていて美味しい、と話していました。
まさかの余ったおでんで作ったおでんシチュー。
意外と美味しいようです。
まとめ
1月17日に放送された「ZIP」で、おうちのおでんを美味しく作る方法と、残ったおでんのアレンジについて紹介していました。
今回は、お家おでんをお店のように美味しくする方法や余ったおでんのアレンジ術を紹介。
お店の味へ近づける!プロの3STEP
1.だしの作り方
2.具材の下準備
3.煮込む順番
だしのポイントは、昆布茶でした。
・市販のだし(カツオだし)+昆布茶=風味アップ
味が染み込むのに時間がかかるのは、大根。
大根を短時間で美味しく煮込むには、「大根皮は3mmむくこと」
隠し包丁を入れた後、切った大根をそのまま電子レンジにかけ、ラップをして電子レンジ(600W)で5分。
レンジで加熱することで水分が消え、だしを吸い取る形になるということです。
続いて具材を入れる順番。
・だい こんぶねり たまぺん
大根、昆布、こんにゃく、練り物、たまご、はんぺんの順で入れると良いということです。
煮込んでいき、沸騰して15分ほど経ったら、練りものを入れ、2分煮込みます。
その後、一旦鍋ごと氷水につけ、さまします。
さましてからまた火にかけ、あたたまったら完成です。
◆おでんアレンジ
・おでんお好み焼き
具材を細かく刻み、キャベツと卵、小麦粉を入れ、混ぜます。
余ったおでんのだしを追加し、しっかり練り上げたらお好み焼きと同じ手順で焼いて完成です。
味がしみこんでいて美味しいんだそう。
つづいてアレンジメニューもう1品。
・おでんシチュー
余ったおでんに、牛乳とシチューの素を入れて、とろみがついたら完成です。
お好み焼き、おでんシチューなど、アレンジは意外性もありましたが、食べてみるとだしの味がしっかりしていてとても美味しいんだそう。
美味しいおでんですが、余ってしまうこともあるため、アレンジメニューを活用し、遺さず美味しくいただきたいですね。