9月28日に放送された「池上彰のニュースそうだったのか!!」で、池上彰と考える消費税や実は知らないお金、について紹介していました。
ニュースなどで連日放送されており、キャッシュレス決済については耳にすることが多いですね。
国の増税対策として、キャッシュレス決済で、10月1日から来年6月までの期間限定ではありますが、キャッシュレス決済を利用することで、5%か2%のポイント還元が行われます。
クレジットカードや電子マネーを利用することで、還元されるこの制度。
目次
クレジットカード・電子マネーで還元されるがややこしい
キャッシュレス決済 ポイント還元率などのミス相次ぐ
本来は還元率が2%の店で、誤って5%が適用されるミスや、対象の店舗を地図上に表示するアプリで、店が対応する決済手段が正しく表示されないミスが相次いで確認されました。https://t.co/ZJ2QNwK9M4
— NHK生活・防災 (@nhk_seikatsu) 2019年10月4日
クレジットカードを使って買い物した場合や、キャッシュレス決済で買い物した場合は、5%のポイントが還元される仕組みです。
10月1日から来年6月までの期間限定ではありますが、ポイントが還元されると少しでも助かりますね。
還元されるポイントは、お店ではなく国が負担します。
しかし、消費者にとっては、ややこしい仕組みも。
・消費税が10%と8%のものがあり、わかりづらい
・ポイント還元が5%と2%
と、わかりづらい点も多く、困惑している方も多いと思います。
なんでこんなにややこしい制度になってしまったのでしょうか?
各省庁の思惑でややこしくなった・・・?
消費税はなぜ嫌われるのか?: 日本経済新聞 https://t.co/vlLX2h2gRE
— 日経電子版 オピニオン (@nikkei_OPINION) 2019年10月5日
なぜこのような形でややこしい仕組みになっているのか、池上彰さんが解説してくれました。
なんと、各省庁の思惑でややこしくなった?と言われているようです。
財務省としては、社会保障のため、消費税を増税することは必要!という考え
それに対し、経済産業省は、消費が落ち込んで景気が悪くなったら困る、ということで、経済産業省は1つの提案を出しました
・5%のポイント還元
経済産業省は5%のポイント還元を提案し、財務省へ報告。
しかし、財務省としては、消費税は2%しか上げないのに、5%のポイント還元なんて、消費税を上げた意味がないじゃないか、という議論がなされたようです。
経済産業省には強い味方が・・・!
しかし、経済産業省には強い味方が・・・!
なんと、経済産業省の強い味方は安倍総理大臣。
今、安倍総理大臣を支えている周りの人たちは、みんな経済産業省の出身者が多いということです。
経済産業省によって安倍内閣が支えられていると言われているとのこと。
少しややこしい仕組みになっている理由は、経済産業省と安倍総理大臣の考えがあるようです。
過去の消費税アップでの景気低迷を懸念
ポイント付けまくりのわな デフレ再発の恐れは?: 日本経済新聞 https://t.co/LFp7nIx5wQ
— 日経電子版 オピニオン (@nikkei_OPINION) 2019年10月5日
安倍総理大臣は、過去の経験を踏まえ、消費税アップによる対策を考えたようです。
以前、消費税を5%から8%にした時、予想以上に景気が落ち込んでしまいました。
せっかくアベノミクスで景気が良くなったところ、消費税を上げることで景気が落ち込むことを恐れていて、なんとしても景気が落ちないようにしよう、ということで、経済産業省の提案にのった、と言われています。
期間限定ではありますが、経済産業省の提案に乗り、ポイント還元を進めているようです。
店によって還元率は違う!5% 2%の還元率の差
ちなみに国がバックアップする還元率は2種類。5%か2%で、セブンイレブンとかのフランチャイズは2%。この3つのポイントをとりあえずおさえれば良いはず… pic.twitter.com/nGCrCMghqL
— にしゆか (@24yuka) 2019年9月30日
店によって還元率は違ってきます。
個人商店や中小・小規模の店で買い物すると5%の還元。
コンビニなど、フランチャイズチェーンの店舗などでは2%の還元をすることになりました。
ポイント還元は助かりますが、番組に出演していた田山涼成さんは、池上彰さんに質問。
「僕ら世代にとっては、スマホの決済であるとか、クレジットカードすら持っていない、という方もいて、現金で買う。こういった人たちは恩恵を受けることはできないんですか?」と質問。
すると、池上さんは、「そうですね」と一言。
「たくさんお金を集めたい財務省と、景気低迷を避けたい・キャッシュレス化にしたい、という経済産業省。この対立の結果、こうなった」と池上さん。
私たちは今後、税金をさらに余計に納めることになるわけですから、使い道はどうか、としっかり監視していかなければいけないですね、と話していました。
まとめ
国の増税対策として、キャッシュレス決済で、10月1日から来年6月までの期間限定ではありますが、キャッシュレス決済を利用することで、5%か2%のポイント還元が行われます。
クレジットカードや電子マネーを利用することで、還元されるこの制度。
しかし、消費者にとっては、ややこしい仕組みも。
・消費税が10%と8%のものがあり、わかりづらい
・ポイント還元が5%と2%
なぜこのような形でややこしい仕組みになっているのか、池上彰さんが解説してくれました。
財務省と経済産業省の思惑でややこしくなった?と言われているようです。
財務省としては、社会保障のため、消費税を増税することは必要!という考え。
それに対し、経済産業省は、消費が落ち込んで景気が悪くなったら困る、ということで、経済産業省は”5%のポイント還元”を提案しました。
しかし、財務省としては、5%のポイント還元すると消費税を上げた意味がない、という議論に。
ところが、経済産業省には強い味方が・・・なんと、安倍総理大臣です。
経済産業省によって安倍内閣が支えられていると言われているとのこと。
ややこしい仕組みになっている理由は、経済産業省と安倍総理大臣の考えがあるようです。
「たくさんお金を集めたい財務省と、景気低迷を避けたい・キャッシュレス化にしたい、という経済産業省。この対立の結果、こうなった」と池上さん。
ややこしい仕組みになってしまったのは財務省と経済産業省の思惑があるようです。