3月5日に放送された「めざましテレビ」で、スパコン富岳が飛沫分析し、「二重マスク」を着用した場合のデータを紹介していました。
新型コロナウイルスの影響でマスクが必需品となった今、たくさんのマスクが発売され、感染予防として「二重マスク」を使っている方もいます。
しかし、スパコン富岳で飛沫分析したところ、驚きの結果に。
通常の不織布マスク1枚を正しいつけ方で使用することで大差がないことが判明しました。
目次
スパコン富岳が飛沫分析!二重マスクの効果は?
引用元:「スパコン富岳」二重マスク効果を発表 | サンテレビニュース (sun-tv.co.jp)
スパコン富岳で飛沫分析を行いました。
赤:マスクでキャッチ
青:マスクを透過
黄:隙間からの漏れ
という形で飛沫状況を分析しています。
(提供:理研・豊橋技科大・東工大)
二重マスクにしている方も多い中、マスクの着用方法に応じて検証。
◆不織布マスクの上からウレタンマスク・・・89%キャッチ
二重マスクでは飛沫の89%をキャッチ。
黄色で示された隙間から漏れてしまう飛沫をかなり防いでいることがわかります。
◆不織布マスク1枚(金具を折り曲げず隙間がある状態)
不織布マスク 隙間がある状態・・・飛沫は69%
二重マスク 飛沫は89%
という結果に。
不織布マスク1枚で隙間がある状態の場合、飛沫をキャッチする割合は2割もダウンしてしまう、という結果に。
不織布マスク 隙間があるとNG
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二重マスクの予防効果、スパコン富岳で検証「不織布マスク1枚を隙間なく装着と変わらず」#Yahooニュースhttps://t.co/08mYOg4z4H— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) March 4, 2021
隙間がある状態のマスクについて、東邦大学の小林寅喆教授によりますと、「ルーズフィットでは間(隙間)とかがあいてしまうので、そういうところから飛沫がかなり漏れてしまう」ということです。
そこで、不織布マスクを隙間を作らない状態でしっかりと装着。
すると、二重マスクと同じレベルで飛沫対策ができることが解析されました。
◆二重マスク 89%
◆不織布マスク(フィット) 81%
二重マスクの89%には劣るものの、飛沫の81%をキャッチしているという結果に。
不織布マスク1枚!正しい装着
不織布マスク1枚でも、正しい装着で飛沫をキャッチできることが証明されました。
隙間ができないようにするのがポイントです。
・鼻に沿って折り曲げ、目元がほぼマスクに触れるような状態でマスク装着
目元がマスクに触れるような状態にし、しっかりと鼻の部分をフィットさせることで二重マスクと同じくらい飛沫をキャッチできるということです。
感染予防として二重マスクをしている方もいらっしゃいましたが、マスクを二重にすると息苦しく、長時間付けていると頭痛などが出てしまう恐れもあります。
マスクによる肌荒れなども報告されてることが多いです。
しっかり装着し、隙間がない状態の不織布マスク1枚でも効果がある、ということが証明されました。
正しい装着法で対策したいですね。