2月16日に放送された「林先生の初耳学」、”初耳フリーク”のコーナーで、カツ丼フリークが登場!
カツ丼フリークとして登場したのは、俳優・竹嶋宗也さんです。
今回は、残り1割の名店から、感動するほど美味しい絶品カツ丼を紹介してくれました。蕎麦屋・トンカツ屋・町中華の中からおススメのカツ丼を紹介してくれました。
目次
カツ丼フリーク 美味しいカツ丼のポイント
カツ丼フリークの俳優・竹嶋宗也さん。
これまで食べたカツ丼は3000杯。
「私は世の中のカツ丼の9割は認めていません」と断言しています。
カツ丼は、完成された料理であるトンカツにさらにひと手間加えるため、味を落としかねない難しい料理だといいます。
美味しいカツ丼のポイント
美味しいカツ丼のポイントは
・油はラード
・出汁をしっかり取っている
「ラードを使っているとカツのコクが全然違います。そして、出汁が効いていると、カツの油と合った時、香ばしいかおりがするんです。
しかし、どちらか当てはまる店はたくさんあるんですが、この2つに当てはまる店は非常に少ないんです」と竹嶋さん。
林先生も、「わかる。今日最高じゃないですか」と納得の表情を浮かべています。
カツ丼フリークが本当に美味しい1割のカツ丼を紹介してくれました。
本当に美味しい1割のカツ丼
本当に美味しい1割のカツ丼を紹介してくれました。
蕎麦屋さん・トンカツ屋・町中華の美味しいカツ丼です。
蕎麦屋さんのカツ丼 そば処水元やぶ
まずは、蕎麦屋さんのカツ丼。
「私の主観ではございますが、蕎麦屋カツ丼ははずれが多いんです」と竹嶋さん。
すべての蕎麦屋さんのカツ丼が美味しいわけではないんだそう。
蕎麦屋さんはしっかり出汁をとっているので、名店の蕎麦屋さんのカツ丼は美味しそうな印象があったので意外でした。
竹嶋さんによりますと、「お肉に対する愛情と、きめ細やかさが欠けてることが多い」ということです。
蕎麦屋さんは出汁のレベルは高いものの、肉の扱いを徹底していない店が多いとのこと。
そんな中、カツが群を抜いて美味しいというのが、葛飾区の住宅街にあるそば処水元やぶ。
◆そば処水元やぶ
東京都葛飾区西水元5-8-12
亀有駅から2.4km
地元の人に愛される蕎麦の名店です。
蕎麦に劣らず人気なのがカツ丼!
こだわりの豚肉を使用しているんです。
水元やぶさんが群を抜いている点
・カツ丼のためにローズ肉を丸々1本仕入れている
・天ぷらとは別にカツ丼のためにラードを使用
カツ丼のためにロース肉を1本仕入れているという水元やぶ。
蕎麦屋さんの中では珍しいということです。
他の店と大きく違うのは油なんだそう。
蕎麦屋さんの揚げ物=天ぷら
天ぷらと同じ油でカツを揚げる店が多い中、こちらの水元やぶさんは、天ぷらとは別にカツ丼のためにラードを使用しているんだそう。
肉も出汁も完璧な蕎麦屋水元やぶさんのカツ丼!
カツ丼フリークポイントは
・鰹出汁+ラード 蕎麦屋さんならではの香り
◆水元やぶ カツ丼 1000円
見た目も美しい蕎麦屋のカツ丼。
とても美味しそうです。
卵の半熟加減も完璧。出汁が染み込んだジューシーなカツに仕上がっています。
「蕎麦屋さんの中でも最高の1杯」と竹嶋さん。
トンカツ屋さんのカツ丼 とんかつ鈴新
続いては、トンカツ屋さんのカツ丼。
竹嶋さん曰く、蕎麦屋さんとは真逆で、お肉は美味しいのに出汁にこだわりのない店が多いということです。
竹嶋さん、「大体7割のとんかつ屋さんが”カツ丼を作るのは面倒くさい”とおっしゃっています」と話していました。
そんな中、特にカツ丼に力を入れているとんかつ屋さんが。
新宿区にあるとんかつ鈴新
◆とんかつ鈴新
東京都新宿区荒木町10-28 十番館ビル1階
四谷で大正時代から続く老舗です。
ランチ状態は常に満席のようですが、お客さんがこぞって注文するのは普通のカツ丼ではなく、「かけカツ丼」。
とんかつ店ならでは!三度美味しい”かけカツ丼”
普通のカツ丼と大きく違うのが、カツの煮込み方。
通常のカツ丼は、揚がった後、カツを丼つゆで煮込みますが、とんかつ鈴新の”かけカツ丼”は、カツは煮込まずご飯へ乗せちゃいます。
丼つゆにカツは入れず、卵でとじ、絶妙な半熟の卵とじに。
これを先ほどのトンカツの上に滑らせます。
煮込まない分、濃いめの丼つゆで仕上げられたかけカツ丼。
・とんかつ鈴新 かけカツ丼 1300円
カツ丼フリークのポイントは、かけカツ丼は三度楽しめること。
1.揚げたてサクサクとんかつ本来の味
2.つゆがかかり少しやわらかくなったカツ
3.つゆが染み込んだ煮カツ丼の味わい
1杯で三度の味の変化を楽しめるかけカツ丼です。
町中華のカツ丼 やよい
続いては、町中華でしか食べられない究極のカツ丼が登場!
中華のお店でカツ丼はあまり聞いたことがない気がします。
スタジオの出演者たちも、「中華?」と驚いている様子。
「町中華の中にカツ丼があった場合、非常にハズレが少ない」と竹嶋さん。
究極!町中華の中華スープカツ丼
浅草の路地裏にたたずむ中華店「やよい」
「やよい」
東京都台東区浅草5-60-1
常連客が絶えない下町の名店です。
竹嶋さんいわく、その店のメニューを見れば、美味しいカツ丼を出す店かどうかわかるんだそう。
「中華のお店で一番上にカツ丼がきている。これはいかに店がカツ丼に自信を持っているか」と竹嶋さん。
カツ丼フリークポイント
・メニューの一番上にカツ丼がある店は自信がある証拠
町中華のカツ丼が美味しい理由
中華料理の命ともいえる油!
町中華のカツ丼が美味しい理由
・食材を油通しするため油に野菜や肉の風味が凝縮
トンカツ屋さんとはひと味違う香ばしいカツに仕上がるそう。
そして、丼つゆには町中華ならではの中華スープが使われているんです。
鶏ガラの旨味が詰まった中華スープ!
中華スープ+鰹出汁 コク深いつゆ
鶏ガラの中華スープと鰹出汁で、町中華でしか味わえないコクがあるカツ丼になるんです。
とろとろの半熟卵状態でごはんの上に!
・やよい カツ丼(上) 1000円
カツは中華スープや油のうま味で軽やか。
つゆ:ラードが溶け込む
ごはん:固め
「これが、カツ丼の中のカツ丼です」と竹嶋さん。
カツ丼の中のカツ丼&カツ丼フリーク出題
今回は、町中華・やよいのカツ丼をスタジオで試食!
今まで食べたことのない味、美味しい、という声が相次いでいます。
林先生は、「卵とカツのバランスが絶妙な上に風味がふわっとくる」と話していました。
スタジオで食べていた方たちは、あまりの美味しさに、誰もしゃべることなく、ひたすらカツ丼を食べています。
澤部さんは、「スタジオ試食史上一番美味い」と大絶賛。
皆さんもくもくと食べていて、とても美味しいようです。町中華・やよいのカツ丼、食べてみたいです。
ここでようやくカツ丼フリークから出題されました。
カツ丼が韓国で人気になったきっかけは?
カツ丼はアジアでも大人気。
カツ丼チェーンのかつやは、タイや中国、台湾など海外展開しており、現在55店舗。
2014年に出店した韓国では、なぜかカツ丼を最後まで食べきれず、残してしまうお客さんが多く、売上が低迷しました。
しかし、カツ丼にある工夫をしたところ、韓国でもブレイク!
◆カツ丼が韓国で人気になったきっかけは?
林先生・・・残念ながら答えられませんでした。
2014年の出店後、カツ丼が韓国で不人気だった理由は、韓国の食文化にあったそう。
なぜ韓国でカツ丼は不人気だったのでしょうか?
その理由は、カツ丼をスプーンで食べていたから。
1切れが大きなカツは、スプーンではカツを持ち上げづらく、残してしまう人が続出。
箸で食べる人もいたのですが、韓国の箸はステンレス製の箸。
油で滑ってカツがうまくつかめない、という状態に。
そこでかつやさんがとった作戦がありました。
かつや 韓国での作戦
◆かつやの作戦
・とんかつをカットする数を変える
通常は6等分にするのですが、さらに中央に包丁を入れ、6等分→12等分に。
とんかつの一切れを小さくすることでスプーンで食べやすくなり、完食する人が増加。
その結果、カツ丼が人気になり売り上げもアップしました。
カツを小さく切ったことで韓国でも人気になったカツ丼。
※現在は韓国でもカツ丼が普及したためカット数は6等分になっています。
「食べ物とそれを食べる道具って密接に結びついていますから、よその国から入ってきたときにこういうことが起きる。いいアイデアですね」と林先生。
カツ丼について紹介してくれた竹嶋さん。
予想もしていなかった町中華のカツ丼が「カツ丼の中のカツ丼」、ということでとても驚きました。
町中華へ入った際、メニューをチェックしてみるのも良いですね。
まとめ
2月16日に放送された「林先生の初耳学」、”初耳フリーク”のコーナーで、カツ丼フリークの俳優・竹嶋宗也さんが登場。
これまで食べたカツ丼は3000杯。
「私は世の中のカツ丼の9割は認めていません」と断言しています。
今回は、残り1割の名店から、蕎麦屋・トンカツ屋・町中華の中からおススメのカツ丼を紹介してくれました。
◆美味しいカツ丼のポイント
・油はラード
・出汁をしっかり取っている
蕎麦屋は出汁はこだわりがあるもののお肉はイマイチ、とんかつ屋さんは出汁にあまり力を注いでいないということで、名店を見つけるのは難しいんだそう。
竹嶋さんがおススメのカツ丼TOP3を紹介してくれました。
◆蕎麦屋:水元やぶ カツ丼 1000円
◆カツ丼屋:とんかつ鈴新 かけカツ丼 1300円
◆町中華:やよい カツ丼(上) 1000円
中でも町中華、「やよい」のカツ丼は、カツ丼の中のカツ丼、ということで、絶品なんだそう。
スタジオで試食していましたが、あまりの美味しさに無言でもくもくと食べていました。
町中華とカツ丼、のイメージはありませんでしたが、竹嶋さんの解説を聞いて納得。
鶏ガラの旨味が詰まった中華スープを使用しており、中華スープ+鰹出汁 コク深いつゆに!
・メニューの一番上にカツ丼がある店は自信がある証拠
だそうです。
町中華のカツ丼、とても美味しそうでした。
中華店へ行った時、メニューの一番上にカツ丼が入っていたら要チェックですね。