2月18日に放送された「この差って何ですか?」で、花粉症対策法を紹介していました。
今年は暖冬ということもあり、花粉シーズンは少し早まると言われています。
今年花粉症の症状を出さないためには、体内に入る花粉の量を減らし、免疫力を整えることが重要!
今回は、自身も花粉症でこれまで1万人超えの花粉症患者を救ってきた、アレジオ銀座クリニック院長・呉猛達先生に、体内に入る花粉の量を減らし、免疫力を整える方法を教えてもらいました。
目次
なぜ花粉症になるの?バケツ理論→天秤理論
【 #花粉症 】
・バケツ理論
人はそれぞれ花粉に耐えきれるバケツがあって、そのバケツが溢れると花粉症になる
→現在はこの理論は否定されている花粉症の原因は
遺伝的に #アレルギー体質 を持っているか否かに加え、生活環境・習慣(#ストレス など)が関わっている。 pic.twitter.com/SvAGolLhUO— 献身的なセラピスト しずか (@orange_acpex) February 21, 2019
そもそも、なぜ花粉症になってしまうのか?
これまでよく言われてきたのが「バケツ理論」
体内に蓄積される花粉の量が、ある一定量を超えると花粉症になってしまう、と言う説。
1度花粉症になってしまうと一生治らない、というイメージが強いです。
天秤理論
ところが、最近注目を集めているのが「天秤理論」
本来、体内に花粉が入ってきても、免疫力が高ければ症状は出ない、と言う説が出ているとのこと。
ただ、体内に入って来る花粉の量が増えたり、その人が持つ免疫力が乱れたりすると、花粉症の症状が出てしまう、と言われているようです。
年に数回花粉症らしき症状が出る方は、その日の花粉の量や免疫力によって症状が出なかったりしている、ということなんだそう。
つまり、今年花粉症の症状を出さないためには、体内に入る花粉の量を減らし、免疫力を整えることが重要!
今回は、自身も花粉症でこれまで1万人超えの花粉症患者を救ってきた、アレジオ銀座クリニック院長・呉猛達先生に、体内に入る花粉の量を減らし、免疫力を整える方法を教えてもらいました。
呉先生おススメ!花粉症対策法
この後よる7時からは『この差って何ですか?』。@konosa_tbs
今回は、花粉を落とすため肩や上着をパンパンはたく…は大間違い! 花粉症改善に効果が期待できるトマトジュース…でも生のトマトは逆効果! この差って何? そして間違いだらけの洗濯の差#この差 #tbs pic.twitter.com/2JVFVOUE4M
— TBSテレビ 宣伝部 (@tbs_pr) February 18, 2020
◆呉先生おススメ!花粉症対策法
1.花粉が付きにくい服を着る
2.服に付いた花粉を正しく取る
3.室内の花粉を減らす掃除
4.免疫力を整える食事
1.花粉が付きにくい服を着る
花粉が多い日は外出を控えたりメガネやマスクでカバーする、という方も多いのではないでしょうか?
呉先生曰く、花粉は外で飛んでいるイメージが強いと思われるのですが、家の中の花粉の量もあなどれない、ということです。
室内に持ち込まれる花粉の量は1日あたり2000万個と言われています。
室内の花粉は外の花粉より症状を引き起こしやすいんだそう。
「花粉症の症状を引き起こすのは、花粉そのものではない。花粉の中の芯を吸い込むことで花粉症を発症してしまうんです」と呉先生。
花粉が壁にぶつかったり、踏まれたりすることで芯が飛び散ってしまい、花粉症の症状につながっていくそうです。
家の中に入って来る花粉の量を減らすことができれば、花粉症の症状を抑えることができるんだそう。
花粉が室内に持ち込まれる1番の原因は、「服装」
服に花粉が付着→室内の花粉・増
衣類に付着した花粉を減らすことが1つのポイントなんだそう。
では、どんな服を着れば良いのでしょうか?
花粉症の症状が出ている桝田さん、V6の三宅さんは、つるっとした表面の服を着る、と話していました。
しかしこれだけでは防げないそうです。
花粉症の症状を出さないコツ・・・静電気が起こらない服を着る!
最も静電気が発生し、花粉が付いた服は、ナイロン×ポリエステル。
花粉症の症状を出したくない方は、上着は表面がツルツルなナイロンコートを着て、中には静電気が発生しにくい綿が良いということです。
2.服に付いた花粉を正しく取る
2.服に付いた花粉を正しく取る
部屋に入る前に花粉を除去した状態で室内に入るのが良い、と考えている方が多いのではないでしょうか?
外出先から家に戻る時、部屋に入る前に手ではらったりする方が多いようです。
しかし、花粉症を手で払うのは絶対ダメ!なんだそう。
服についた花粉はどうとれば良いのか、教えてくれました。
手で払うと花粉が舞い上がってしまうんだそう。舞い上がった花粉が鼻や口に入ってしまうということです。
◆服に付いた花粉の取り方
濡れたタオル・粘着クリーナーで静かに拭き取る
3.室内の花粉を減らす掃除
室内に入ってしまった花粉を減らす掃除方法を紹介してくれました。
10年近く花粉症、という桝田アナは、花粉の多い時期は窓を閉めっぱなしにして、掃除機をこまめにかけているんだそう。
しかし、窓の締めっぱなしはダメ!
「窓を開けないのは間違っています。窓をあけて換気することは非常に大事なんです。特に割れて飛び散ったアレルギー反応を起こす花粉の芯は、換気しないと取り除くことができない」と呉先生。
換気する時間帯に気を付けて換気を行うのが重要なんだそう。
「花粉が飛んでいない時間帯があるんです」と教えてくれました。
・夜に換気するのは正しい
実は花粉は陽を浴びることで飛んでいるんです。
0時~6時、22時以降は、花粉の量は少ない、と言われています。
そのため、花粉があまり飛んでいない早朝や夜間に換気するのが大事だということです。
日中の換気の場合は、窓を10cmほど開け、レースカーテンを閉めた状態で換気すると、花粉がカーテンに付き、家に入る量が少なくなるんだそう。
桝田さんが行っている花粉対策。
掃除機をこまめにかけるのは・・・間違い!
花粉症対策としては逆効果になるんだそう。
掃除機から出る排気で、花粉が舞い上がるということです。
花粉はかなり小さいため、掃除機のフィルターを通り抜けて外に出てしまうとのこと。
では、室内の花粉はどう掃除すれば良いのでしょうか?
「ポイントとしては加湿器を利用することですね」と呉先生。
◆花粉症対策の掃除
加湿器の水分に花粉がくっつくと、重くなって落ちてしまうということです。
床に落ちてからウエットタイプのフローリングワイパー静かに動かしてで掃除すると良いんだそう。
また、絨毯やカーペットの掃除には、加湿器+粘着クリーナーが良いそうです。
4.免疫力を整える食事
免疫力を整える食事も重要。
免疫力が整っていれば、花粉症の症状が出なくて済むかもしれない、ということです。
そのために大切なのが、食事。
・ヨーグルトを食べるのは正しい!
ヨーグルトに含まれる乳酸菌は、免疫バランスを整えてくれるということです。
花粉の症状を和らげる効果が期待できるそう。
さらに、呉先生によると、他にも効果が期待できる飲み物があるということです。
トマトジュースを1日コップ1杯飲むと、花粉症に効果があったんだそう。
なぜトマトジュースで花粉症に効果的なのでしょうか?
トマトに含まれるリコピンは、アレルギー反応を抑制してくれるということです。
花粉症の症状を和らげる効果があるとのこと。
・トマトジュースで免疫力を鍛える!
リコピンが花粉症対策に効果的
ただし、注意も必要だということです。
既に花粉症を発症している方は、生のトマトを食べるのは避けて下さい、と呉先生。
トマトのたんぱく構造がスギ花粉と似ているということです。
そのため、花粉症の人が生のトマトを食べると、体が勘違いしてアレルギー反応が起こってしまいます。
◆花粉症対策に効果的な食材
・ヨーグルト(乳酸菌)
・加熱したトマト(リコピン)
・サバ(オメガ3脂肪酸)
・玉ねぎ(オリゴ糖)
・ジャガイモ(ビタミンC)
・カレー粉(クルクミン)
今回は、これらが一気にとれるスペシャルカレーレシピを紹介してくれました。
花粉症対策に効果的な食材が一気に摂れる!トマトサバカレー
免疫力を整えるのに効果的だということです。
普段作るカレーにこれらの食材を入れ、花粉症対策を教えてくれました。
呉先生自身も花粉症でご自身も悩み、実践されてきたということで、免疫力を上げ、室内に花粉を入れないように生活環境を変えることで改善できる、ということです。
治らない、と思っていた方たちにとっては、ちょっとした工夫で症状を軽減できるというのはとても助かりますね。
まとめ
2月18日に放送された「この差って何ですか?」で、花粉症対策法を紹介していました。
今年花粉症の症状を出さないためには、体内に入る花粉の量を減らし、免疫力を整えることが重要!
今回は、自身も花粉症でこれまで1万人超えの花粉症患者を救ってきた、アレジオ銀座クリニック院長・呉猛達先生に、体内に入る花粉の量を減らし、免疫力を整える方法を教えてもらいました。
花粉症に関して、これまで言われてきたのがバケツ理論。
体内に蓄積される花粉の量が、ある一定量を超えると花粉症になってしまう、と言う説です。
しかし、最近注目を集めているのが「天秤理論」
本来、体内に花粉が入ってきても、免疫力が高ければ症状は出ない、と言う説が出ているとのこと。
呉先生が花粉症対策を教えてくれました。
◆呉先生おススメ!花粉症対策法
1.花粉が付きにくい服を着る→静電気が起こらない服を着る!ナイロンコート&綿
2.服に付いた花粉を正しく取る→濡れたタオル・粘着クリーナーで静かに拭き取る
3.室内の花粉を減らす掃除→22時~朝6時の間に換気・掃除は加湿器をつけ、掃除機をかける
4.免疫力を整える食事→ヨーグルト・トマトジュースを飲む
4つの方法を教えてくれました。
花粉のシーズン、室内に花粉を取り込まないよう、手ではたいて室内に入る方が多いようですが、これはNG。湿ったタオルや粘着クリーナーで拭き取ることが大事なようです。
また、免疫力を高める方法も教えてくれました。
免疫力が上がることで、花粉症だけでなく健康維持にも役立ちますね。
呉先生のお話、とても勉強になりました。