3月28日に放送された「世界一受けたい授業」、アカデミー賞4冠!映画「パラサイト」監督のポン・ジュノ先生が登場。
世界を目指す日本の中高生に向けて、監督が選ぶ!これだけは観てほしい日本映画ベスト3を発表していました。
また、監督が今注目している日本の若手俳優の名前も上がり、今後ポン・ジュノ監督の作品に出演するかもしれません。
目次
映画「パラサイト」 ポン・ジュノ監督
アカデミー賞を受賞し、映画の公開から日本でも話題になっていた「パラサイト」
ポン・ジュノ監督は、監督が選ぶ!これだけは観てほしい日本映画ベスト3について、
「パラサイトは家族が出てくる映画なので、家族がテーマの作品をご紹介したいと思います」と話していました。
ポン・ジュノ監督は、日本では「TOKYO」という映画を撮っているんだそう。
(ポン・ジュノ監督を含む3人の監督によるオムニバス映画)
香川照之さん、蒼井優さん、竹中直人さんと映画を作ったということです。
「機会があれば、また日本で映画を撮りたいです」と話していました。
ポン・ジュノ監督が選ぶ日本映画ベスト3
ポン・ジュノ監督が選ぶ日本映画ベスト3の発表です。
ポン・ジュノ監督が選ぶ日本映画ベスト3
1.トウキョウソナタ 黒沢清監督
2.歩いても 歩いても 是枝裕和監督
3.顔 阪本順治監督
トウキョウソナタ 2008年
「カンヌでも絶賛されていた映画です。どの俳優さんも素晴らしく、日本の若者にぜひみてほしい1本です」とポン・ジュノ監督。
父親役の香川照之、母親役の小泉今日子を中心に、4人家族の崩壊と再生を描いた作品。
歩いても 歩いても 2008年 是枝裕和監督
「家族映画といえば是枝裕和監督です。多くの家族映画を撮られていますが、私は、”歩いても 歩いても”をオススメします。説明する必要もないほど圧倒的な傑作です」とポン・ジュノ監督。
2つ目は、歩いても 歩いても。
15年前に亡くなった兄の命日に、阿部寛演じる弟が妻と息子を連れて帰省。
母親役を演じているのは樹木希林さん。
久しぶりに顔をそろえた家族の夏の1日から、親子とは何かを描く作品です。
顔 2000年 阪本順治監督
「これは家族映画ではありませんが、家族から孤立していくある女性の寂しい旅路を描いた作品です」と監督。
実際の逃亡犯、福田和子をモデルにした作品。
女優・藤山直美さんが演じています。
ポン・ジュノ監督 俳優を見るとき重要視するのは目!
世界一受けたい授業では、ポン・ジュノ監督に、俳優を見るとき、特に重要視しているポイントはどこ?と質問しました。
「私は俳優さんの目がとても重要だと思っています」とポン・ジュノ監督。
日本の俳優では吉沢亮
ポン・ジュノ監督、「日本の俳優さんで言えば、吉沢亮」
吉沢亮さんの名前は日本語で伝えてくれました。
監督、吉沢亮さんに注目しているようです。
「あのまなざしを見ていると、思わず引き込まれてしまいますね」と話していました。
ポン・ジュノ監督の映画、「母なる証明」に出演されたキム・ヘジョさんは、大きな目だけで数百もの感情を見事に表現していました、と目の演技の素晴らしさを語っていた監督。
今後、吉沢亮さんがポン・ジュノ監督の映画に出演することがあるかもしれませんね。
ポン・ジュノ監督が紹介してくれた日本の映画。
ぜひ観たいと思います。