9月15日に放送された、「坂上&指原のつぶれない店」で、女性に大人気のお店、ナチュラルローソンの秘密を紹介していました。
美と健康がコンセプトのナチュラルローソン。
ナチュラルローソンはちょっと変わった独特な品揃えが魅力です。
2001年、第一号店がオープンしたナチュラルローソン。
現在は首都圏に143店舗展開しています。
岸博幸さんが、女性に人気の秘密を徹底解説してくれました。
最先端コンビニのナチュラルローソン。
ヒット連発の理由は一体何なんでしょうか?
目次
尖った商品を生む ゆるい会議
岸博幸さんが、コンビニの顧客男女比を説明してくれました。
ローソンは、男性55:女性45
ナチュラルローソンは、男性40:女性60
普通のローソンは男性の比率が高く、他のコンビニも同じような比率なんだそう。
ナチュラルローソンは女性のお客さんが多いということです。
ナチュラルローソンのお客さんのターゲットは、20~40代の働く女性。
しかし、最近は、健康志向の高まりで、男性客も増加中なんだそう。
なぜ女性に刺さる商品を作ることができるのか・・・?
なんと、商品開発担当の7割が女性!!
開発担当者に女性が多いとどんなメリットがあるのでしょうか。
今回、番組では、品川区大崎にある、ローソン本社を取材。
週1回開かれる、新商品会議に潜入していました。
会議は10人中、7人が女性。
1秒に1本売れると話題になったグリーンスムージー 178円も、開発したのは女性。
さらに、累計販売2億5千万個以上・糖質オフのブランパンシリーズを考えたのも女性です。
新商品会議は、毎週1回、新商品のサンプルを持ち寄り意見交換を行うとのこと。
新商品開発こそ、ナチュラルローソンの命!
会議室では、和やかで女子会のような明るい雰囲気。
楽しそうでゆるい雰囲気です。
ナチュラルローソン商品部部長の水島さんは、「一見するとゆるいと言いますか、雑談のように見えるかもしれませんが、ガチガチの中でやると、本当にやりたいことじゃない指示や、意見に丸まってしまう。商品が尖らなくなってくる」と話していました。
ゆるい空気が尖った商品を生むんだそうです。
この会議で、パン・スイーツ担当の小林愛花さんから、とびきり尖った新商品案が飛び出しました。
それが・・・「みかんで食べる大福」389円。
大福の上に、みかんがまるごと1つ乗った商品。
会議室では食べ方に戸惑っていました。
しかし、入り口の発想で驚かされるということは、お客様の反応もあるはず、と商品化。
ゆる~い会議が数々のヒット商品を生み出しているようです。
岸博幸さんによると、クリエイティブなアイデアを出す場合、ゆるい会議が大事、だということです。
例えでグーグルを出していました。
グーグルは、世界で最もイノベーティブ(革新的)な企業の1つ。
グーグルのアプリで社内調査を行い、どういう部署が一番イノベーション(革新)が生まれるか?で調べたところ、心理的安全性が一番高い部署、という結果が出たそうです。
失敗を否定しない、という部署が最もクリエイティブなチームだということです。
ナチュラルローソンのように、ゆるい会議を行うと、心理的安全性が高く、イノベーション(革新)が生まれやすい、とのこと。
和やかで明るい雰囲気なので、意見や思いついたアイデアをポンポン発言できそうです。
このゆるい会議がポイントなんですね!
女心をつく いいわけメニュー
女性たちがヒットを生み出す秘訣は、女性ならではの発想力!
一体どうやって思いつくのでしょうか?
凄腕ヒットメーカーの仕事に密着していました。
まず、1人目は、米飯担当の田口美里さん。
田口さんは、2010年、トルティーヤを開発。
田口さんは、ご飯をつかわないシリーズを開発しました。
ご飯を使わないかわりに、今話題のカリフラワーライスが使われているお弁当。
そのおかげで糖質を大幅カットすることに成功しています。
ガッツリ食べられるけど、ご飯を使っていないから太りにくい、と人気のようです。
例えば、玄米ごはんのトマトソースチキン弁当。
ボリュームはあるけど、玄米だからヘルシー!といういいわけに。
糖質を考えたシュークリームは、甘いスイーツだけど、低糖質だから大丈夫!
と、自分にいいわけできるメニューが女性にウケているそうです。
とろっとたまごの酸辣湯春雨ヌードルも、ラーメンだけど、春雨だからヘルシー、といいわけに。
ご飯をつかわないシリーズ
いいわけメニューのヒット作は・・・?
2017年11月に発売された「ご飯をつかわないキーマカレー」(現在は発売しておりません)
「ご飯をつかわないオムライス」(現在は発売しておりません)
糖質オフブームの中で、ご飯にかわるものとして、カリフラワーライスが人気。
しかし、ある弱点があるそうです。
カリフラワーだけを使っているので、ヘルシーという評価はあったものの、食べ応えがない、と言われたとのこと。
そこで、田口さんは、カリフラワーライスにもち麦を追加!
もち麦を入れると、もち麦のプチプチ・モチモチ食感が加わり、噛むことによって満腹感が得られるとのこと。
今回のご飯をつかわないシリーズ最新作
ご飯をつかわないガパオ!
こちらの商品は、ご飯に比べて糖質およそ30%オフなんだそう。
1食たったの171Kcal
これは女子にはたまらない、いいわけメニューですね!
スタジオでご飯をつかわないガパオを試食。
しっかりと食感があって美味しい、満腹感が出る、と好評でした。
もち麦を使うことで、満腹感もあり、カロリーも低い!
人気が出るのも納得です。
もち麦は体にも肌にも良いと言われているので、一石二鳥ですね。
お店の顔!女性殺到プロテイン棚
続いて紹介されたのは、ドライ商品担当の谷山亜紀さん。
谷山さんは、この夏バカ売れしたスイカジュースを手掛けたということです。
谷山さんは、今やナチュラルローソンの看板!
プロテインコーナーを考案したそうです。
谷山さんが立ち上げ、今大ヒットしているコーナー
なんと、ナチュラルローソンがヒットさせたことで、他のコンビニも増え始めたそうです。
美と健康に気を遣う女性に嬉しいプロテインがたっぷり摂れる商品。
ナチュラルローソンのプロテイン棚には、高たんぱく食品を約40点ラインナップしています。
プロテインは、マッチョな方が多く使っているイメージですが、普通のOLさんがバンバン買っていくということです。
実は、プロテインは美肌作り・ダイエットに欠かせないアイテムで大人気。
プロテインコーナーを観察していると、確かに女性客の姿があります。
流行に敏感な女性のニーズを掴んだプロテイン棚。
「プロテインバーだと食べやすい」、「1つのプロテインでも4種類の味が置いてあったり、選びがいのあるコーナーになっていて、すごくありがたいです」と、女性の支持が高いようです。
谷山さんは、食品展示会ではなく、ボディビル大会へ足を運び、まだ知られていない最新のプロテイン商品を発掘していました。
お菓子感覚のプロテイン商品・おかずっぽいプロテイン!ささみ・カツオも!
オーストラリア産のPURABON
プロテインボールとは、ナッツ・ドライフルーツ・プロテインなどを丸く固めたもの。
女性がお菓子感覚で買えるかなと考案したようです。
PURABONは、可愛くたんぱく質がとれ、女子ウケ抜群!
プロテイン棚で、売り上げナンバー1は、プロフィットささみ 173円だということです。
ささみをタレにつけて焼き上げ、レトルト殺菌しています。
常温で持ち運び可能に!
味は4種類。
プレーン味・ブラックペッパー味・タンドリーチキン味・レモン味、とどれも美味しそうです。
プロテインバーは甘い物しかないので、おかずっぽいプロテインを食べたい時はすごく良い、と好評の様子。
糖質制限をされている方や、たんぱく質を豊富に摂取されている方に、元々サラダチキンがすごく売れていて、常温で持ち運べるチキンがあったらもっと売れるんじゃないかと見つけてきました!と谷口さん。
PROFIT SASAMIは1年半で約30万食売り上げるメガヒットに!
スタジオでは、美味しい!パサパサ感がないのがすごい、と大好評。
常温で持ち運びできるのも良いですね。
なんとこのシリーズ、カツオバージョンもあるんだそう。
「超鰹力」270円。
しょうが味・しょうゆ味の2種類だということです。
カツオスティックも美味しそうですね。
アレンジ方法として、サラダの上に裂いて入れるのもおススメだということです。
1個1000円!?専門店品質スイーツ
女子ウケ最大の理由は他にもありました。
ローソンといえば、スイーツに強いコンビニ。
2009年に発売されたプレミアムロールケーキも大ヒットしました。
2019年に発売されたバスチー(バスク風チーズケーキ)215円
バスチーは、発売3日で売り上げ100万個
ナチュラルローソンのスイーツの売り上げは、普通の青いローソンより25%も多いということです。
ナチュラルローソンのスイーツ。
女性人気の秘密は、専門店品質のスイーツだということです。
ナチュラルローソンは、スイーツに強いローソンの中でも、最高の手間と技術をかけて作っているとのこと。
ナチュラルローソンのスイーツについて街の声をきいてみると、「他のコンビニより美味しい」、「味も品質もいいかなと思います」、「そんじょそこらのコンビニで売ってないような味」と大絶賛。
女子を魅了してやまないナチュラルローソンのスイーツ。
このスイーツを担当しているのは、スイーツ担当の小林愛花さん。
働く女性の夜のスイーツ・ノンカフェインシリーズを開発したり、アールグレイミルクティーゼリー(ノンカフェイン)245円を開発したのも小林さんです。
小林さんには、スイーツ担当として信念があるそうです。
「スイーツはコンビニの顔だと思っておりますので、そのスイーツが魅力的ならわざわざ足を運んでいただけると思っております」と小林さん。
常に意識しているのは、専門店にも負けないレベルの手間暇だということです。
例えば、ナチュラルローソン・オリジナルスイーツ売り上げナンバー1のカヌレ 1個150円。
フランスの伝統菓子です。
もちもちしていて美味しい、安いけどとても美味しいと大好評。
中はモチモチ・外はカリカリの実現にこだわっています。
1時間かけてじっくり焼き上げるということです。
これで専門店食感の味わいに。
さらに、パリッとろ~クリームブリュレ~和三盆仕立て~ 298円。
表面のカラメルのパリパリ感が醍醐味です。
カスタードプリンの上にカラメルがのっており、お店に並んでいる間にプリンの水分でパリパリ感が溶けてしまうところですが、間にスポンジ生地を挟むことで、パリパリ感を保つことに成功!
プリンの上にスポンジ生地をはさむことで、見事専門店のパリパリ感を実現しました。
小林さんは、なんと1個1000円のスイーツも担当!
今井美奈子先生監修・極上スイーツ!
小林さんは、洋菓子界のカリスマ・今井美奈子先生監修のスイーツ、今田美奈子シリーズを担当しています。
今田美奈子さんは、日本にチーズケーキを広めた方。
全国に教え子が2万人以上もいるとのことです。
ナチュラルローソンでは、新しいスイーツだけでなく、伝統的なスイーツの定番化を目指し、今田美奈子先生に白羽の矢をたて、強力タッグを誕生させました。
・至福のチーズケーキ 480円
・至福のレモンパイ 480円
・至福のピスタチオパリブレスト 480円
・貴婦人のブラマンジェ 400円
などを販売。
至福のティラミス・至福のショートケーキも販売されました。
今年の7月には、なんと1000円のメロンショートを発売!
メロンショート~貴味メロンの舞踏会~ 1000円
注目され、ネットでも話題になりました。
コンビニスイーツとしては高い価格ですが、想定の2倍売れたということです。
「今田先生のケーキは商品のクオリティが第一ですので、まずは価格度外視で本当に美味しいものを作って価格はその後から決めます」と強気なスタイル。
ケーキに使うフルーツも、専用農家で使うこだわりのフルーツ。
1つ1つが手作りで、丁寧に手間暇をかけて作っています。
今井美奈子先生は、商品の監修もしっかりと行い、とても丁寧にアドバイスされていました。
今田美奈子先生監修のケーキ
王妃の菜薗マスカットショート 500円。
見た目もとても上品でかわいく、美味しそうです。
スタジオで食べた方も、大絶賛。
今田先生監修の商品は期間限定の商品なので、発見したら購入必須ですね!
まとめ
9月15日に放送された、「坂上&指原のつぶれない店」で、女性に大人気のお店、ナチュラルローソンの秘密を紹介していました。
美と健康がコンセプトのナチュラルローソン。
現在は首都圏に143店舗展開しています。
岸博幸さんが、女性に人気の秘密を徹底解説してくれました。
1.尖った商品を生むゆるい会議
2.女心をつく いいわけメニュー
3.お店の顔!女性殺到プロテイン棚
4.1個1000円!?専門店品質スイーツ
商品開発担当の7割が女性で、担当者でヒット商品を出しているのも女性でした!
トレンドに敏感で、ニーズを意識して商品開発に取り組んでいる様子が伝わってきました。
スイーツに関しても、ローソンといえばスイーツ!
中でも、ナチュラルローソンは女性に人気が高く、高評価。
新しいスイーツ開発に力を入れたり、伝統的なスイーツも大切にしています。
伝統的なスイーツの定番化を目指し、今田美奈子先生に監修していただき、レベルの高いスイーツを販売。
糖質オフの商品開発や、プロテインなど、現代の女性が求めているニーズに合わせ、いろいろな工夫をし、商品開発を行っており、感動しました。