3月2日に放送された「スッキリ」で、yahooとラインが統合することで誕生する「スーパーアプリ」について紹介していました。
統合することにより、1つのアプリで完結するサービスも多く、生活が変わると期待されています。
ITジャーナリストの三上洋さんが統合による「スーパーアプリ」のメリット・デメリットを解説してくれました。
目次
yahooとライン統合! メリット・デメリットは?
yahooとラインが統合することが発表され、私たちの生活にも大きな変化が起きる、と期待されています。
ITジャーナリストの三上洋さんが今後誕生する「スーパーアプリ」によるメリット・デメリットを解説してくれました。
◆メリット:個人情報・クレジットカード情報の登録が1回でOK
◆デメリット:個人情報が流出する恐れが
一元化されることにより、IDやパスワードを盗まれてしまうと、個人情報が流出する恐れがある、ということです。
複数のアプリが一元化できる便利なサービス。
三上洋さんによると、実際に導入し、普及されるようになるには4,5年かかるのでは?ということでした。
公共料金など、政府が絡むこともあるため、少し時間がかかってしまうようです。
18歳以上が毎日利用するアプリ数
ニールセン調べ(2020年3月)では、18歳以上が毎日利用するアプリ数は8.8個、だということです。
毎日8.8個アプリを利用する、という生活から、1つのアプリで全てが完結する、という形になるのは大きな変化。
◆毎日利用するアプリは8.8個
yahooとラインが統合することで、生活に大きな影響を与えそうです。
便利になりそうですね。
PayPayの場合
◆PayPayの場合
ミニアプリとして使われていて、出前館アプリやショッピングアプリ、ウーバーイーツなど、ショッピングサイトなども銀行口座を登録することで他のアプリやウェブサイトを利用する必要がない、という状態になっていました。
yahooとラインが統合することでさらにアプリの一元化が進みそうですね。
スーパーアプリ 今後は?
yahooとラインが統合することにより、複数のサービスがワンタッチで行われる「スーパーアプリ」が生まれ、旅行・支払い・予約など、生活がさらに便利になっていくということです。
ITジャーナリスト三上洋さんによりますと、1つのアプリで支払いや手続きが完了し、かなり生活が便利になると予測されています。
◆支払い コンビニ・通販・飲食店・美容室
◆公共サービス 光熱費・携帯料金・住民票の移転
◆予約・手配 航空券・宿泊施設・タクシー・映画予約
◆金融サービス ネットバンキング・投資・ローン
◆その他サービス 天気 災害情報・ギフト・割り勘
これらの手続きや支払いが「1つのアプリ」で完結。
三上洋さんは、今後の展開として、インターネットにつながるものが増えてくる、と予測。
スマートホームとして、冷蔵庫やエアコンなどがネットにつながり便利になる可能性がある、ということです。
冷蔵庫の中に入っている食材などをチェックし、不足分をネットで管理できたり、その日の気温と自分の体温を調整し、エアコンを自動で快適な温度に設定することが可能になり、自宅との連携でスーパーアプリは期待できる、ということでした。
1つのアプリかよく使うアプリかは個人の判断
いくつもの情報が1つのアプリに統合されると言われている「スーパーアプリ」
1つで完了するのですが、その中で個別にスマホで操作する形になるため、使い方は個人で判断するのが良い、ということです。
毎日よく使うアプリがあれば、一元化されたスーパーアプリだけでなく、1,2個、毎日チェックするアプリを入れておき、チェックするほうが便利という面もあるんだそう。
yahooとラインが統合することでかなり強力なスーパーアプリになるのでは?と考えているようです。
開発競争!docomo KDDIもスーパーアプリ化へ
◆docomo
・決済アプリ d払い
・タクシー配車
・牛丼チェーン持ち帰り予約
・コンビニの生鮮食品の予約
◆KDDI
・決済アプリ au PAY
・旅行予約
・電子書籍の購入
など、他社も今後続々とスーパーアプリ化が進んでいく、と予測されているようです。
yahooとラインが経営統合することで大きな変化が生まれそうですね。