11月2日に放送された「スッキリ」、”ミウライン”のコーナーで、スマホカレンダーに勝手に追加される謎の予定について紹介していました。
スマホカレンダーに、身に覚えのない予定が勝手に追加される、という問題が相次いでいます。
専門家によりますと、これは金銭の被害に遭う恐れもある、ということで、設定を変更することが必要です。
ITジャーナリストの三上洋さんが、スマホカレンダー問題での対処策を教えてくれました。
2つの点に注意し、しっかりと個人データを守りましょう。
目次
スマホスケジュール 被害にあわない対処法
ITジャーナリスト・三上洋さんがスマホのスケジュール機能で身に覚えのないスケジュールが勝手に記載される案件について、対処策を教えてくれました。
・WEBサイト上でカレンダー登録の画面が出たらキャンセルボタンを押すこと
・設定部分で「アプリ内で通知」はNG。「メールを受信」というタイプに変更する
設定を変更することで、勝手に第三者がスケジュールを入れることはできない状態になるということです。
この2つを守ることで被害にあわないよう対処できるという三上さん。
スケジュール機能は便利ですが、しっかりと2つのルールを守り、設定を変更することが大切ですね。
スマホカレンダーに謎の予定・手口は2つ!
スッキリにスマホカレンダーの画面を見せてくれた30代の女性。
「明らかに危ない情報と思われるものが入っていた」と話しています。
スマホカレンダーの中に、”Go to CHAT!!”、”SUPERPRIZE$500 000 000”など。
確かに危ない情報のようなものが記載されています。
◆カレンダー機能
・予定を入力・管理する機能
・個人/複数の予定を共有することができる
しっかりとしたセキュリティの状態で使うと便利な機能です。
この女性は、「ネットニュースでカレンダーアプリに勝手に予定を入れられちゃうことがあるというのを見て、31日にちょうど入っていたのでこれだと思いました」と話していました。
1時間おきに鳴る通知。
カレンダーアプリには、身に覚えのないURLが貼り付けられていたということです。
今、このように勝手に予定が追加されている、という相談が相次いでいます。
なぜ勝手に追加された?
取材に応じてくれた女性は、フォントを探していた、ということです。
サイトにアクセスした瞬間に、
「カレンダーにアクセスを許可しますか」という通知が来て、OKと押し、許可をすると押したら、このiPhoneはハッカーされています、という通知が出たそうです。
カレンダーの照会を追加、でアクセスしたところ、知らないスケジュールが勝手に入る、という状態に。
今の段階では被害は起こっていないということです。
手口は2つ!
ITジャーナリストの三上洋さんは、今回の手口について教えてくれました。
「今回の手口は大きくわけて2つあります」と三上さん。
・サイトからの登録型
・元々のiCloudのカレンダー共有
の2つ。
1つめは、サイトをタップすることでカレンダー機能が連動する「アカウント追加」
2つめはイベント・カレンダーを共有することにより、外部からURLが送られてくること
共有機能の場合は、すでに自分のアドレスが知られているという可能性も考えられているということです。
目的は・・・?
カレンダーアプリに知らない情報が勝手に入れられてしまう問題。
目的は一体何なのでしょうか?
三上洋さんによると、「お金を盗み取ろう、もしくは情報を盗み取ろうという目的です。Androidも注意が必要です」ということです。
これをカレンダースパムと呼んでいるんだそう。
「Googleのメール(Gmail)に対してスケジュールをそのままメールすると、それをスケジュールに自動登録するという機能があるからです」と三上さん。
三上さんが教えてくれた対処法
・WEBサイト上でカレンダー登録の画面が出たらキャンセルボタンを押すこと
・設定部分で「アプリ内で通知」はNG。「メールを受信」というタイプに変更する
を守り、安心してスマホを使いたいですね。