3月30日に放送された「めざましテレビ」、新テーマソングはOfficial髭男dismの「Hello」。
Official髭男dismヒット連発の秘密に探ります。
ヒゲダンの貴重なレコーディング現場にカメラが潜入し、めざましテレビの新テーマソング「Hello」の制作秘話を大公開!
目次
ヒゲダン タイアップの秘訣
Official髭男dismといえば、去年紅白にも出場し、「Pretender」はビルボードストリーミング・ソング・チャート34週連続1位を獲得し、史上初のストリーミング2億回再生を突破という偉業を達成!
今最も勢いのあるヒゲダンのヒットに迫ります。
軽部アナウンサーが、ヒゲダンメンバーに質問。
ドラマや映画にハマる曲の秘訣は?
「本当にハマる曲を作られると。ドラマにも映画にも。どういう秘訣があるんでしょう?」
ヒゲダン、ボーカルの藤原聡さんが
「タイアップって基本的に依頼されて、それに合うものを書き下ろすっていう作業ではないと思っていて。
その番組のドラマや映画が大切にしている理念とか伝えたいことっていうのと、ヒゲダンがやりたい音楽、あと、ヒゲダンが伝えたい価値観、モットーがコラボレーションして生まれるものであってほしいなって」と答えていました。
2018年、メジャーデビュー曲”ノーダウト”が、ドラマ・コンフィデンスマンJPの主題歌に期用され、一躍人気アーティストとなったヒゲダン。
最新曲、ドラマ・恋は続くよどこまでもの主題歌「I LOVE...」は、ビルボード週間ストリーミング再生回数歴代最高記録を更新。
今や飛ぶ鳥を落とす勢いで音楽業界でも大注目されています。
”恋は続くよどこまでも”は佐藤健さんの医師役がハマっていて大ヒットしたドラマですが、ヒゲダンの主題歌と合っていて、ヒゲダンの主題歌があったからこそ、よりドラマもヒットしたのではないでしょうか。
ヒゲダン「Hello」 思い入れの深い曲
ヒゲダンとコラボレーションするめざましテレビ。
「Hello」はヒゲダンにとって思い入れの深い曲だったんです。
藤原聡さんは、「曲の原型が最初に浮かんだのって、僕たちが上京してくる前なんですよ」と一言。
4年前くらいに浮かんだ曲だということです。
「僕らずっと大事にしてきた曲で、いつかしかるべきタイミングで出したいと思っていて、本当に気に入ってた楽曲だったんです」と小笹大輔さん。
藤原さんは、「(当時は)まだ作れない気がしていたし、実際やってみたら作れなかったんですよ。納得のいく形にならなくて」と話していました。
4年前には作れなかった曲に、4年間の経験値全てをつぎ込んで「Hello」が完成したのです。
あのビルの屋上見下ろす 街中の景色でも敵いやしない感動
作ろう君と産声のようなハーモニーを
HELLO 360度 僕らを包むこの世のBeautiful
思わず忘れたよ 無傷で生きるバリアを張ってたってことも
そんなものもう必要ないと気付かせてくれた僕のヒーロー
笑い合えただけでどうにもならないほど溢れるありがとう
ヒゲダンは4人全員がプロデューサー
ヒゲダンならではの楽曲製作の過程について質問した軽部アナウンサー。
小笹さんが、「4人全員がプロデューサー。全部の楽器録音しているときにみんなが口出しするし、これをやっちゃいけないっていうルールを決めない」と話していました。
藤原さんは、「時間はかかるかもしれないですけど、その分だけこの4人が妥協なく作った音楽に対して大きな自信を持っています」と、メンバー同士、とても信頼し合っているようです。
ヒゲダン「HELLO」ボーカル録音に潜入!
実際どんな風に製作が進んでいるのか、ボーカル録音にカメラが潜入。
ベース/サックスの楢崎誠さんは、
「”そんなのもう”っていう”もう”で1回ついちゃった方が」と歌についてアドバイス。
ボーカル/ピアノの藤原聡さんは、これに対し、「”も”しゃくりは結構あり。多分ハマると思う。ちょっとやってみようか」と歌い直して意見を取り入れていました。
ギターの小笹大輔さんは、「これなんか楽器的ですごくカッコいいなと俺は思っていて」と、意見を出し合っています。
藤原聡 例えが秀逸!緊縮財政と規制緩和
ドラムの音の振り幅についてディスカッションするシーンでは、こんな発言も。
ボーカルの藤原さんが、ドラムの松浦さんに対し、「緊縮財政と規制緩和みたいな感じで作っていけたら」と”緊縮財政と規制緩和のような感じ”という例えをして伝えていました。
例え方に驚いていたアナウンサー。
小笹さんはこれを聞いて、「大好きですよ」と暴露し、藤原さんは苦笑。
「音の幅にもタイトな音や、バーンって広がっている音があるので、それを伝えたくて」と藤原さん。
ヒゲダン 歌詞が秀逸 豊富な語彙力が魅力!
ヒゲダンの魅力の1つは、藤原さんの豊富な語彙力。
「Pretender」の歌詞は秀逸です。
軽部アナウンサーが、
「『僕にとって君は何?答えは分からない 分かりたくもないのさ たったひとつ確かなことがあるとするのならば”君は綺麗だ”』あそこは染みる!ほんとに染みるんですよ」と話すと、驚いて嬉しそうなヒゲダン。
”僕にとって君は何?”が気になっている軽部アナウンサー
藤原さんは、
「君にとって僕はどういう存在なんだって問い詰めることは簡単なんですけど、自分にとってこの人の存在って何なんだろうっていうことは、それの答えを出す方が自分にとっては苦しかったりするのかもしれない」と話していました。
「HELLO」の歌詞に込められた想い
約4年間温めた楽曲「Hello」の歌詞に込められた想いについて
「爽やかなことだけなくて、結構ダークなこととかも含めて自分たちの中には言いたいことがあって、めざましのテーマソングに提出するっていうのは僕ら的には結構挑戦だった」と小笹さん。
ヒゲダンだからこそ作れるめざましテレビの朝の歌を作ったということです。
インスタントの友情 ほころぶ 迫りくる本性狂ってく感情
「”(サビの)HELLO360度 僕らを包むこの世のBeautiful”一周じゃないですか。
自分を取り巻く世界。いいことも悪いことも含めて美しいんだ」と藤原さん。
歌詞を書き直し再レコーディング!
「直前までちょっといろんな人に迷惑をかけながら」と藤原さん。
実はこの曲、1度レコーディングした歌詞を書き直しているんです。
「結局完成形になった歌詞はすごくガラリと(変わった)」と話していました。
歌詞の1行目”歌いだした僕ら”も現場で悩んで生まれたもの。
最初は
・アンバランスなBGM 笑い合えたぼくら
というものを
・アンバランスなBGM 歌い出した僕ら
に変更しています。
福原さんは、最初の「歌い出した」を使うとバンドに限定されすぎてしまう、と考え「笑い合えた」にしていたそう。
しかし、直前で「歌い出した」という歌詞の可能性を捨てきることができず、「歌い出した」で、歌ってみることに。
「伝えたいメッセージと言葉のはまり、どっちを優先するのかみたいな葛藤があったりとか、いろんな言葉が思いつくんだけど、これを本当に使うべきか使わないべきかとか、30分たつと気が変わったりするもんで」と藤原さん。
メンバー4人の意見が一致し、納得する形でベストだと思った作品になるよう、とてもこだわって作っているようです。
ヒゲダンの曲は歌詞も素晴らしく、曲も良いですね。
藤原さんの歌声に聞き入ってしまいます。
今最も勢いのあるヒゲダン。
メンバー全員がプロデューサー、という言葉の通り、最高の作品を作るため、皆さんが意見を出し合っていました。
ヒゲダンの評価が高いことに納得です。
めざましテレビの新テーマソング「Hello」
毎朝ヒゲダンから元気をもらいそうです。