愛知県小牧市は26日、部下が命を絶つ原因となるパワハラを行ったということで、46歳の女性係長を
停職6カ月の懲戒処分にすると発表しました。
小牧市では、第三者委員会を設置し、聞き取り調査を行った上で、女性係長への処分を決定したようです。
報告書を見ると、停職6カ月の懲戒処分で問題が解決するのか?と驚くような内容が書かれており、小牧市役所での今後の管理体制が問われる大問題だと思います。
目次
小牧市パワハラ事件の経緯
元小牧市総務部情報システム課統計調査係職員で、パワハラにより命を絶った30歳男性職員の親族からの訴えにより、調査委員会を設置した小牧市。
30歳の男性職員の遺族は、命を絶った原因は職場の直属の上司である46歳女性によるパワーハラスメントが原因と申し出をしたようです。
平成30年(2018年)4月、人事異動により、30歳男性は小牧市情報システム課統計調査係に配属されています。
2018年4月から6月にかけて、残業はほぼ0。
7月は21時間の残業時間だったと言われています。
過労が原因でないことは明らかになっているようです。
男性は、異動後2ヶ月の6月頃から,よく眠ることができないという症状が現れ,メンタルクリニックへ通院し,投薬治療を受けており、親族や友人に「眠れない」と相談していた様子。
診断した医師に対し、仕事、特に46歳女性係長との関係で悩んでいることを繰り返し述べていたということです。
46歳女性係長も人見知りが原因で、4月から異動してきた30歳男性と意思疎通を図ることはなかったと認めている様子。
暴力や、人格を否定するような発言はなかったということですが、自ら命を絶った30歳男性の鞄の中からメモが発見されました。
メモには、「威圧的」、「今までこんな人に会ったことないレベル」と記載されており、聞き取り調査を行ったところ、他の職員も「威圧的」と表現しており、対応が威圧的だったと推測されています。
46歳の女性係長の上には課長もいたようですが、この課長も2018年4月に異動したばかりで、亡くなった30歳男性は、仕事でわからないことを質問するのは46歳女性係長しかいなかったとのこと。
この女性係長は、情報システム課情報システム係の職員とは普通に接し談笑することもあったようですが、30歳男性には無視したり、質問された仕事内容も口頭ではなくメモ書きなど、無視している状態だったようです。
この状況が2018年4月から7月にかけて行われ、2018年7月、30歳男性は自らの命を絶ってしまう、という結果になってしまいました。
小牧市は、遺族の申し出により、調査委員会を設置。
聞き取り調査や会議を何度も開き、2019年7月26日付けで、46歳女性係長へ停職6カ月の懲戒処分を決定しました。
46歳女性係長は過去パワハラで職員を追い込んでいた
30歳男性が亡くなったことにより、パワハラが公になりました。
しかし、この46歳女性係長は過去、職員をパワハラで精神的に追い詰めていたことも明らかになっています。
調査報告書では、平成27年(2015年)夏前、46歳女性係長の当時の部下だったD氏に関しても、同様の問題を起こしていた、と記載されています。
この件に関しては、プライバシーに配慮した、ということで、「D氏事案」という記載のみ。
しかし、ネット上や、SNSでの告発では、2015年も、この女性係長の部下だった方が精神的に追い詰められた、という声が上がっています。
自殺未遂に追い込んだ、という声が上がっているようです。
文書では詳細が明かされておらず、「D氏事案」と記載のみ。
しかし、この事件に関して、小牧市役所では噂になっていたようです。
恐ろしいのは、46歳女性係長は、自身がパワハラや嫌がらせをしたという自覚がないということ。
自覚がないため、改善することも難しいですね。
平成27年(2015年)夏前、46歳女性係長の当時の部下だったD氏をパワハラで精神的に追い詰め、D氏は自殺未遂する結果になったのでは?と言われているようです。
その後、なぜかパワハラ当事者の46歳女性係長も精神疾患で休職しています。
女性係長が休職したのは、平成27年11月から平成28年6月までの7か月、病気休職。
その後、平成29年4月から、情報システム課統計調査係に配属されています。
「D氏事案」として報告書に記載されているものの、詳細は記載されていません。
しかし、小牧市役所の中では噂になっており、亡くなった30歳男性もこの件を知っていて、同じ部署へ所属になることを心配していたようです。
自殺未遂に追い込んだ、という噂もあり、今回明らかになったパワハラ以前にも、この女性のパワハラが原因で、部下を精神的に追い詰めていたことは事実のようです。
なぜこの時、放置したまま部下を持つ、という肩書にしてしまったのか、悔やまれますね。
パワハラで部下を追い詰め自身も休職・パワハラ複数?
46歳女性係長は、30歳男性が命を絶つ以前にもパワハラが原因で部下を追い詰めていた、ということが明かされています。
小牧市役所でも一部では有名になっており、部下を精神的に追い詰め、自殺未遂を起こすほどの状態へ追い込んだのでは?とも言われているようです。
平成27年(2015年)夏前、46歳女性係長の当時の部下だったD氏をパワハラで精神的に追い詰め、小牧市役所内でも噂になっていた様子。
その後、パワハラ当事者の46歳女性係長も精神疾患で休職しています。
30歳男性へのパワハラで、調査委員会が設置され、報告書が上がっていますが、この女性係長は部下との関係作りに問題点があると指摘されています。
教育総務課内で精神疾患等による休職者が続出するなど,通常ではない事態が発生、と記載されており、小牧市役所内でもこの女性係長の言動は有名だった様子。
女性係長のパワハラにより、精神的に追い詰められた方も多数いるのではないでしょうか。
公にされたのは、2015年のD氏。
2018年7月、自らの命を絶ってしまった30歳男性。
判明しているのは2人ですが、女性係長のパワハラにより、精神的に追い詰められ、休職や異動希望を出した方は多数いるのではないでしょうか?
小牧市役所内でも噂されていたくらいなので、なぜ2015年のD氏事案以降、特に対策を考えず、係長として部下を持つ立場にしてしまったのか疑問です。
30歳男性は社交的で明るく真面目な方だった
2018年4月から46歳女性係長の部下になってしまった30歳男性。
2015年のD氏事案を知っており、女性係長の部下になることを不安に思っていたようです。
30歳男性は明るく社交的な性格の方だったようで、以前は飲み会や懇親会に参加していたとのこと。
平成23年4月に小牧市に一般職として入庁し、平成30年4月付の人事異動で、小牧市役所情報システ
ム課統計調査係に配属されました。
「みんなと仲良くやりたいという性格がすごく強かった」と言われているようで、明るく、今まで対人関係で大きくトラブルになった様子はないとのこと。
人事異動で情報システム課統計調査係に配属された後も、真面目に仕事に取り組んでいたということです。
30歳男性に問題があったとは思えませんね。
46歳女性係長をパワハラで停職6カ月の懲戒処分
調査委員会により、46歳女性係長をパワハラで停職6カ月の懲戒処分にした小牧市役所。
この女性は、パワハラを行っていた自覚はないということです。
しかし、2015年の「D氏事案」と記載されており、パワハラが原因で部下を精神的に追い詰めたとのこと。
公になったのは2015年の件と、2018年7月の30歳男性の2件のようですが、挨拶をしても無視をするような態度を取ったり、仕事を教えない、というのはこの2件だけでなく、過去にも多数そういった問題を起こしていたのではないか?と思ってしまいます。
本人は自覚がない、ということで、改善するのはかなり難しいのではないでしょうか。
市役所で公になった件が2件、というだけでも大変なことですが、本人に自覚がないようです。
過去、この女性と関わったことで、休職や部署異動を希望した方も多数いるのではないかと思われます。
明るく社交的だったという30歳男性が、この女性に対し、「威圧的」、「今までこんな人に会ったことないレベル」というメモを残しているくらいなので、かなり陰湿な態度だったのでは?と思ってしまいます。
他の同僚や部下とは普通に接し、1人だけを無視する、というのは子どものいじめや、女子の陰湿ないじめのやり方と似ていますね。
46歳女性係長のパワハラに関しては、30歳男性が命を絶つ、という形になり、公になったようですが、2015年にも部下に対し、パワハラで問題を起こしています。
このような問題が起こった中、停職6カ月の懲戒処分、というのは甘い気がしますね。
女性は、平成6年4月に小牧市に一般職として入庁。
平成21年4月主査級になり、平成25年4月に係長級に昇格。
平成29年4月、情報システム課統計調査係に係長として配属されています。
調査委員会がまとめた資料によりますと、46歳女性係長は、過去、2015年もパワハラで問題を起こしている経緯があり、今後、部下に対する対応や注意をより一層払うべきであった、と記載されています。
この女性は、部下との関係作りに問題点があり、今後もパワーハラスメントと評価される言動を続ける可能性がある。少なくとも個別の研修を受けさせる等の相応の措置をとり,再発を防止しなければならない、とまとめています。
ただ、本人に自覚がない、ということで、研修を受けたところで女性の性格や考え方が変わるのか?と疑問に思います。
部下を精神的に追い詰め、亡くなった方もいる中、停職6カ月の懲戒処分、というのは遺族やパワハラ被害者にとっては甘すぎるような印象を受けそうですね。
この女性に関しては、被害を受けた方も多いのか、告発するアカウントも作られており、女性係長の夫も小牧市役所勤務、という情報も上がっています。
2015年、2018年のパワハラだけでなく、さらに被害を受けた方も多いのかもしれませんね。
まとめ
愛知県小牧市は7月26日、部下が命を絶つ原因となるパワハラを行ったということで、46歳の女性係長を停職6カ月の懲戒処分にすると発表しました。
小牧市では、第三者委員会を設置し、聞き取り調査を行った上で、女性係長への処分を決定したようです。
報告書を見ると、停職6カ月の懲戒処分で問題が解決するのか?というような内容が書かれていました。
パワハラにより命を絶った30歳男性職員の親族からの訴えにより、調査委員会を設置した小牧市役所。
遺族は、命を絶った原因は職場の直属の上司である46歳女性によるパワーハラスメントが原因と申し出をしたようです。
平成30年(2018年)4月、人事異動により、30歳男性は小牧市情報システム課統計調査係に配属。
過労によるストレスが原因ではないようです。
女性係長と同じ職場になり2ヶ月後,眠れないという症状が現れ、メンタルクリニックへ通院。
診断した医師に対し、仕事、特に46歳女性係長との関係で悩んでいることを繰り返し述べていたということです。
46歳女性係長も人見知りが原因で、4月から異動してきた30歳男性と意思疎通を図ることはなかったと認めている様子。
暴力や、人格を否定するような発言はなかったということですが、自ら命を絶った30歳男性の鞄の中からメモが発見されました。
メモには、「威圧的」、「今までこんな人に会ったことないレベル」と記載されており、聞き取り調査を行ったところ、他の職員も「威圧的」と表現しており、対応が威圧的だったと推測されます。
聞き取り調査や会議を何度も開き、2019年7月26日付けで、46歳女性係長へ停職6カ月の懲戒処分を決定しました。
しかし、この46歳女性係長は2015年にも、職員をパワハラで精神的に追い詰めていたことも明らかになっています。
この件に関しては、プライバシーに配慮した、ということで、「D氏事案」という記載のみ。
しかし、ネット上や、小牧市役所に関連のある方のSNSでの告発では、2015年も、この女性係長の部下だった方が精神的に追い詰められた、自殺未遂、という声が上がっています。
恐ろしいのは、46歳女性係長は、自身がパワハラや嫌がらせをしたという自覚がないということ。
自覚がないため、改善することも難しいですね。
2015年部下にパワハラし、精神的に追い詰め問題となり、なぜかパワハラ当事者の46歳女性係長も精神疾患で休職しています。
女性係長が休職したのは、平成27年11月から平成28年6月までの7か月。
その後、平成29年4月から、情報システム課統計調査係に配属されています。
小牧市役所の中では噂になっており、亡くなった30歳男性もこの件を知っていて、同じ部署へ所属になることを心配していたようです。
パワハラを受け、亡くなった30歳男性は、明るく社交的な性格の方だったようです。
明るく、今まで対人関係で大きくトラブルになった様子はないとのこと。
人間的に問題があるようには思えませんね。
調査委員会により、46歳女性係長をパワハラで停職6カ月の懲戒処分にした小牧市役所。
この女性のパワハラが公になったのは2015年の件と、2018年7月の30歳男性の2件。
しかし、過去にも多数そういった問題を起こしていたのではないでしょうか?
明るく社交的だったという30歳男性が、この女性に対し、「威圧的」、「今までこんな人に会ったことないレベル」というメモを残しているくらいなので、かなり陰湿な態度だったのでは?と思ってしまいます。
このような問題が起こった中、停職6カ月の懲戒処分、というのは甘い気がしますね。
小牧市は46歳女性係長に対し、少なくとも個別の研修を受けさせる等の相応の措置をとり,再発を防止しなければならない、とまとめています。
しかし、簡単に性格や考え方が変わるとは思えません。
解雇処分にもできないのかもしれませんが、6か月の処分後、部下を持つ立場へ戻すのは怖いですね。