10月6日に放送された「林先生の初耳学SP」で、高学歴ニートへ熱血授業を行っていました。
今回は、高学歴ニートと橋下徹さんが激論!
第三弾の先生としてやってきた橋下徹さん。
38歳で大阪府知事になり、その後、大阪都構想に敗れ政界を引退しました。
弁護士・コメンテーター・政治家として活躍してきた橋下さん。
熱血授業でとても勉強になりました。
高学歴ニートだけでなく、多数の人に影響を与えてくれそうな授業です。
目次
東大・京大・早慶卒「俺たちは働きたくない」
9人の生徒が教室にいました。
皆さん、大学を卒業・中退後ニートなんだそう。
プロ奢ラレヤー中島くん
東京理科大学中退した中島くん。
プロ奢ラレヤーだと話していました。
ツイッターで奢ってくれる人を募集しているんだそう。
奢っている人は、友人や家族にも話せないことを聞いてもらう代わりに奢っているとのこと。
2年半で3000人くらいに奢られているという中島くん。
プロ奢ラレヤー・・・1日2食の生活だそうです。
慶応大学医学部6年生ニート予備軍の服部俊佑さん(27歳)
慶応大学医学部6年生ニート予備軍の服部俊佑さん(27歳)
3回留年してしまい、今9年生だということです。
橋下さんが「医学部は卒業するの?」と質問。
服部くんは、「今年卒業なんですけど、医者はいいかな・・・・みたいな」と、医者にはならない様子。
夢は?と聞いたところ、「面白いことしたいなぁ」と服部くん。
橋下さんもやや唖然としていました。
京都大学卒業 さおりさん(29歳)
京都大学を卒業したさおりさん(29歳)
田舎に移住しニート生活だということです。
橋下さんが、「何が目標なの?」と聞いたところ、
「目標は特にない。週5日も働くのは長い。理想は週1日か2日勤務。
一生懸命働きたい人だけが働けばいいと思う」
と話していました。
橋下さんは、ニートっていう言葉はあまり好きじゃないんだけど、今置かれた立場で一生懸命やってる?と生徒9人に質問。
「遊ぶことなら一生懸命やってます」とさおりさん。
フラフラするなら一生懸命やれ、と橋下さんは話していました。
橋下徹 父親のことを語る 「ワシの人生は本当に良かった」
橋下さん、ここでお父さんのことを語り始めました。
父親が一昨年他界し、お父さんは不遇の人生だったんだそう。
実の親に育てられたわけではなく、兄弟がいるわけでもなく、大変な人生を歩んできたということです。
しかし、最後亡くなる前、「ワシの人生は本当に良かった」と話したんだそう。
それを聞いた橋下さんは、”それだなと、最期はね”、と感じたと話していました。
お父さんの最期で、大きな影響を受けたようです。
人生に納得している人は・・・自分のエネルギーを完全燃焼した人
9人の生徒たちに、「人生納得したっていう人は?」と問いかけた橋下さん。
何で納得すると思う?お金?友達の数?
「これまで活躍している人と接することが多かったけど、人生を計画を立てて実行した人はいない。
ほぼ偶然。」
偶然でも、人生に納得した人と納得していない人の違いは、自分のエネルギーを完全燃焼した人は納得してるね、と橋下さん、
人生に納得している人は・・・自分のエネルギーを完全燃焼した人
2400憶持っていると言われているZOZO前澤さんを挙げていました。
普通は2400憶円入ったら、もういいや、ってなるはず。
しかし前澤さんは新たな事業をやる、と言ったでしょ?あの人はまだ完全燃焼していない。
エネルギーを消費しようと思ったら、自分に合うところで初めて燃焼できる。
燃焼できる場所に入れるかどうか。チャンスは平等だと思う、と橋下さん。
違いは、チャンスを掴めるか、という面において差がある、ということです。
チャンスを掴むには・・・行動して力をつけるしかない
「チャンスが使えるかは何で変わってくると思う?」と生徒たちへ問いかけていました。
9人の生徒たちは、「行動」と答えています。
チャンスを掴むにはやはり力が必要で、力は行動しかない。
チャンスを掴むには・・・行動して力をつけるしかない
橋下さんがチャンスを掴んだのは?転機は31歳
橋下さんが最初にメディアに出たのは31歳の時。
まだ駆け出し弁護士だった時期だそうです。
「なぜ俺のところにチャンスが転がってきたかと考えると、当時少年事件に力を入れて、がむしゃらにやっていた」と橋下さん。
ネクタイをしめて、黒髪でスーツを着て少年院に行っても少年たちはちゃんと話をしてくれなかったということです。
そこで、髪の毛染めてみたり、革ジャンやGジャンで出向くようになっていたら、”茶髪の弁護士”と言われるようになったんだそう。
「本当にがむしゃらにやっていたから、ラジオ番組に呼ばれたんです」と橋下さん。
なぜ茶髪の弁護士が大阪府知事に?コメンテーターがきっかけ
「政治家を志したのはいつ?」と質問した生徒がいました。
橋下さんはテレビのコメンテーターをやっていて、いつも大阪の政治の問題点や、政務調査活動費について提言していたんだそう。
今は当たり前のことになっている、地方議員が政務調査活動費という経費に対し、昔は領収書を添付しなくてよかったということです。
領収書を添付せずに何十万も経費としてもらってるのはおかしい、とテレビで発言していたとのこと。
当時の地方議員は、領収書をつけなくてもいいから使い道がデタラメ。
ずっと、おかしいんじゃないかとコメンテーターで言っていたけど全く変わらなかった、と話していました。
「今は、地方議員は領収書を添付するようになったけど、国会議員はいまだに領収書を添付していません。月額100万円。年間1200万円。キャッシュ。
2200万円の給料とは別に、年間1200万円が経費。
経費だったら領収書つけなきゃいけないでしょ」と橋下さん。
言ってるばっかりで何も変わらないから、それだったら自分でやってやろうということで、38歳の時に立候補したということです。
38歳で大阪府知事に
何も変わらないから、自分でやってやろうということで、38歳の時に立候補したという橋下さん。
「38歳で大阪府知事は普通当選しません」と話していました。
なぜ当選したのかといったらテレビに出て、みんな知ってくれてるから。
「どう?この人生。計画的だと思う?」と生徒たちに問いかけます。
「人生どんどん転がる中で、弁護士をやり、コメンテーターをやり政治家をやり、一生懸命やる中でいろんな目標が出てきて、それを全力でやってきた」と話していました。
20代の頃から計画して目標を持って生きてきたわけではない。
これだけは言えるのは、行動は手を抜かずにやってきた、と断言していました。
置かれた状況で一生懸命やる ”燃焼した”と46歳で感じた
生徒たちへ、行動を一生懸命やっていますか?と問いかける橋下さん。
東京理科大学を中退した中島くん(22歳)は、突然「政治家になるのは暇つぶしじゃないですか」と発言し、
「人生暇だなぁってことで、何か楽しいことあにかなぁと、楽しい事、やりたいこと、夢、暇つぶしじゃないですか?」と話していました。
橋下さんは、
「初めから夢持って目標持って、そんな人生歩んできてない。置かれた状況で一生懸命やる。
結果は達成できなかったけど、俺は燃焼感ある。
都構想の住民投票で負けた時に、もうやることやった。あれ以上絶対できないということを、大阪でやり続けた。
だから、結果が達成できなくても、”燃焼した”と46歳で感じたから、もし何かで亡くなることになっても納得できる」と話していました。
すると医学生のニート予備軍の田邊くんは、「置かれた状況にすごく不安があったり、この状況で今できることをしても結果につながらないんじゃないかと足がこわばっちゃって」と質問。
人生不安だとか、将来わからない、そんなことで悩むものじゃない、と断言する橋下さん。
目標や希望なんて考えて人生生きてるヤツなんていないから、と力説していました。
医学生のニート予備軍の田邊くん、ミュージカルをやっているということです。
それを聞いて、ミュージカルを観るのもやるのも懸命にやっていたらミュージカル評論家とかチャンスが転がってくるかもしれないし、わからない。
自分の趣味から始まって、それを極めて仕事になっている人はいっぱいいる、と橋下さん。
置かれた状況で一生懸命行動することで人生が変わってくると力説しています。
確かにその通りですね。
嫌な仕事はどんどん変えればいい
次に質問を投げかけたのは、東京理科大学卒ニートの荒井あき斗さん、24歳。
大手IT企業に入って、はじめてすぐ向いてないと思って辞めたということです。
「そのまま、もしまだ頑張れると何年もやって根詰めてメンタルが保てない人もいるじゃないですか」と話していました。
橋下さん曰く、
嫌な仕事は・・・どんどん変えればいい
そういう日本社会なんだから。僕らの時とも違うし、いろんな選択肢があるんだから変えていけばいい、と橋下さん。
「置かれた環境、燃焼できる環境を早く見つけないと。チャンスは平等に転がってるけど、そこに身を置けるかどうか。みんなに同じ椅子の数は与えられていない。」
さらに、生徒たちへ問いかけます。
好き嫌いが言えるのは35歳まで
「ころころ変えたり好き嫌いを言えるのは何歳くらいまでだと思う?」と橋下さん。
橋下さんの経験値で絶対的な理論があるわけではないということですが、
好き嫌いが言えるのは35歳まで
と話していました。
自分が燃焼できる環境は・・・35歳までに見つけるべき
と橋下さん。
50歳までまだ25年ある。羨ましいわ、と話しています。
「25歳から50歳。全財産出しても買いたい」と発言。
林先生も「わかるなぁ」と同意見のようです。
「これは本当に宝。お金があれば資本主義ではありとあらゆるものを買うことができる。
ソフトバンクの孫さん、何兆円稼いでいるかわかりません。
だけど、あの孫さんでさえ、25歳から50歳までの時間、絶対手に入れることはできない。
それを君らは持ってる。それってすごいことじゃないの?この貴重な時間で、燃焼して」と橋下さん。
医学生ニート予備軍の田邊くんは、「すごく勇気もらいました」と少し表情が明るくなっていました。
「俺の人生良かったな、って思いたくない?最期」と橋下さん。
納得の表情を見せるニートたちの姿がありました。
しかし、この後波乱の展開に。
親のスネをかじって何が悪いという医大生ニート予備軍
医大生ニート予備軍の田邊さん。
第2弾で古舘伊知郎さんが講師を務めた時、「親のスネをかじって何が悪いと発言し、メールですごい批判が来た」と話していました。
現在も同じで、親のスネをかじって何が悪いのか、と問いかけていました。
「スネをかじるなら全力でスネをかじらないと。全国一の勢いでスネをかじって」と橋下さん。
すると、田邊くん、ありがたいし、申し訳ない気持ちもある、と話しています。
すると橋下さんは、「申し訳ないと思っていたら、亡くなる時、”申し訳ない”っていうのが出ちゃうよ」と一言。
田邊くん、橋下さんに、息子さんにスネかじらせてる?と質問しています。
橋下さんは、しない、させないと言っているんだそう。
「全財産俺が使う。俺と妻で使い切る。・・・・と言いながら、やっぱり残さないとアカンかなと思っちゃうよね」と話していました。
橋下先生の息子さんは、今大学で法律を勉強しているということです。
35歳までの間に自分が燃焼できる場を掴むため、今置かれてる場で一生懸命やりなさい、と伝えていました。
置かれた立場がわからない人は?
しかし、置かれた立場と言うけど、そこがわからない、という人も多いんだそうです。
親御さんにお金を渡すことを目標にできませんか?と橋下さん。
誰が一番大変な想いをして、子どもに対する愛情で燃焼感を持ってるのは親御さん。
しかし、生徒たちの中には、親は勝手に産んだだけ、という人も。
テレビで顔出して実名?と生徒たちへ質問する橋下さん。
全国放送で周りみんな知ってるんじゃないの?と話しています。
「普通は世間体を気にして、精神的に疲労困憊。寝込んじゃうよ。
お父さんお母さんなんて言われてるか?注意はしてるけど認めてくれてるんじゃないの?
親の立場からすれば、すごいお父さんお母さんだと思うね」と橋下さん。
今の日本社会は厳しい現実。中所得者でも教育費アップアップ。
君ら大学出るまでなんぼかかってんの?と話していました。
子育ての費用は、出産から大学卒業まで3000万以上かかると言われています。
どんだけ金かけてもらって、ずっと育ててきて、「勝手に産んだ」と言うのは俺は違うと思う、と橋下さん。
感じることは自由だけど、と話していました。
燃焼する行動の中身で思いつくことがないなら親御さんにプレゼントしたら?
橋下さん、「子育て全然していません。子ども7人いますが、してません」と話していました。
長女が23歳、長男が21歳になり、お酒を一緒に飲むこともあるんだそう。
ひどい父親だった、食べる時の作法にはうるさかったということです。
しかし、今年就職したという長女がボールペンをプレゼントしてくれたんだそう。
「いや嬉しいよ。」ととても嬉しそうな優しい笑顔を浮かべていました。
「もし燃焼する行動の中身で思いつくことがないなら、親御さんにプレゼントすることにちょっと時間割いてみたら?それも燃焼だよ」と橋下さん。
燃焼感を持って、納得する人生を歩んでもらいたい、と話していました。
俺は燃焼したな、と納得できる最期にしてほしい、と穏やかな表情の橋下さん。
「燃焼」をキーワードにし、とてもわかりやすい授業でした。
橋下さんの言葉はとてもわかりやすく、心にすっと入ってきますね。
まとめ
10月6日に放送された「林先生の初耳学SP」で、高学歴ニートへ熱血授業を行っていました。
今回は、高学歴ニートと橋本徹さんが激論。
わかりやすく話してくれました。
心に響く言葉も多かったです。
橋下さん、お父さんのことを語り始めました。
父親が一昨年他界し、お父さんは不遇の人生だったんだそう。
実の親に育てられたわけではなく、兄弟がいるわけでもなく、大変な人生を歩んできたということです。
しかし、最後亡くなる前、「ワシの人生は本当に良かった」と話したんだそう。
それを聞いた橋下さんは、”それだなと、最期はね”と感じ、影響を受けたようです。
・人生に納得している人は・・・自分のエネルギーを完全燃焼した人
・チャンスを掴むには・・・行動して力をつけるしかない
・置かれた状況で一生懸命行動することで人生が変わってくる
・自分が燃焼できる環境は・・・35歳までに見つけるべき
・燃焼する行動の中身で思いつくことがないなら、親御さんにプレゼントしてみるのも良い
とアドバイスしていました。
「20代の頃から計画して目標を持って生きてきたわけではない。
これだけは言えるのは、行動は手を抜かずにやってきた」と断言した橋下さん。
燃焼感を持って、納得する人生を歩んでもらいたい、と話していました。
「燃焼」をキーワードにして、とてもわかりやすい授業で心に響いてきます。
橋下徹さんの話を聞き、行動しようと感じた方も多いのでは?と思いました。
まず、置かれた状況で一生懸命頑張る、ということを実践してみようと思います。