12月8日に放送された「一億総カメラマン!時代変えたスクープ動画」で、池上彰さんが”ユーチューバー”について解説。
番組に出演していたユーチューバー、ヴァンビさん、ゆんさんも、ヴァンゆんチャンネルで活躍している人気のユーチューバーです。
ユーチューバーがどのように時代を変えたのか?池上さんが解説し、収入の仕組みや、ヴァンゆんの2人に密着していました。
目次
小学生 なりたい職業ユーチューバー
「一億総カメラマン!時代変えたスクープ動画」で、小学生のなりたい職業ランキングを発表していました。
1位:パティシエ(ケーキ屋)
2位:プロサッカー選手
3位:ユーチューバー
男女によって差はあると思いますが、男女ともここ数年の調査を見ると、ユーチューバーになりたい、と答える子が多いですね。
街で小学生たちに好きなユーチューバーを聞いてみると、
・フィッシャーズ(7人組のユーチューバー)
・ヒカキン
・ヴァンゆん
など、人気のユーチューバーの名前が上がりました。
子どもたち、モノマネをするほど大人気です。
子どもたちにも大人気のチューチューバー。
ユーチューバーごっこを楽しむ子も
普段の遊びを聞いてみると、ユーチューバーごっこを楽しんでいる子どもたちもいるようです。
数名で部屋で撮影し、動画はアップせずに友達同士で楽しんでいるとのこと。
Youtubeに投稿はせず、ユーチューバーになりきって動画を撮影する遊びをして楽しんでいるようです。
子ども同士で撮影した画像を見ていて、楽しそうにしています。
「高評価・チャンネル登録よろしくお願いします!」と、まさにユーチューバーのよう。
締め方も完璧で、今すぐユーチューバーになれそうな子もいます。
好きなユーチューバーの動画をよく見ていて、夢中になるんでしょうね。
ユーチューバーがどのように時代を変えたのか?池上さんが解説していました。
巨万の富を得る職業を生んだ!
ユーチューバーがどのように時代を変えたのか?池上さんが解説してくれました。
一体なぜユーチューバーは”巨万の富を得る職業”になったのでしょうか?
ユーチューブができたきっかけについて池上さんが紹介してくれました。
きっかけは、2004年にインドネシアで起こったスマトラ沖地震だということです。
被災者が撮影した動画が世界的ニュースになりました。
この動画がユーチューブが誕生したきっかけだということです。
投稿された初めての動画は、2005年4月23日のもの。”Me at the zoo”
Youtubeの創始者、ジョード・カリムさんが、動物園での動画を投稿。
わずか19秒で、たわいのないものでした。
ジョード・カリムさん。
この時点では、ユーチューブがお金になるなんてことを考えていない、と池上さん。
しかし、ビッグチャンスを生んだポイントがあるそうです。
それは、再生回数。
「気軽に動画をあげてみたら、大勢の人が見ていると企業が目をつけたんです」と池上さん。
広告効果になる宣伝媒体として再生回数に注目が集まり、再生回数が多いとお金が入ってくる、という形になりました。
インターネット全体の広告費は1兆7589億円で、2005年では4000憶円なのですが、2015年頃から急上昇しています。
2018年のインターネット広告は、地上波テレビと同じ、1兆7589億円に!
媒体別広告費の移り変わり(2005年~2018年)のグラフが表示されたのですが、地上波テレビはあまりグラフは変わっておらず、広告費は1兆7589億円、と、2005年からあまり変動はありません。
しかし、インターネット広告はかなり高成長しています。
再生回数の増加は、ユーチューバーの”巨万の富”の原動力
番組にはヴァンゆんさんが出演していました。
ユーチューバー=再生回数
人気ユーチューバー・ヴァンゆんさん。
再生回数を上げるためにかなり努力しているようです。
番組ではヴァンゆんさんに密着していました。
動画を上げれば再生回数100万回超えのヴァンゆんさん。
2人のコンビネーションが面白い、ゆんちゃんがかわいくてファン、という声が多く、イベントなどにも出演しています。
荒稼ぎの秘密を徹底追跡!
番組は、ヴァンゆんさんに密着。
荒稼ぎの秘密を徹底追跡していました。
撮影現場にお邪魔すると、タワーマンションの一室で撮影しています。
動画をあげて、気軽に一攫千金、なんて考えていたら、大間違い!
1再生でも多く!再生回数を伸ばすための戦略がありました。
1日1本!365日投稿
ヴァンゆんさんは、15分程の動画を毎日投稿しています。
「今日撮ったのを明日あげて、明日撮ったのを明後日上げて、ギリギリですね」とヴァンビさん。
ゆんさんは、「同じ服を着ないとか、髪型とメイクを毎回変えるとか、飽きさせないようにしています」と話していました。
ファンを飽きさせないよう、工夫しているようです。
ファンを飽きさせず、視聴習慣をつけるため、毎日投稿しているんだそう。
2人の毎日の日課は
・ネタ選び
・撮影
・出演
・編集
さらには、アポ取りや連絡を返すなど、丁寧に対応しているようです。
全て自分たちで行うため、プライベートはほとんど無し!
そのため、1日平均3時間睡眠ぐらい、とヴァンビさん。
「暗い部屋でずっと編集して・・・」と話していました。
さらに、ヴァンゆんさん、投稿時間も固定しています。
投稿時間 毎日午後8時30分
投稿時間は毎日午後8時30分
ユーチューバーは、夕食終わりにくつろげる午後8時からゴールデンタイム。
視聴習慣をつけるため、投稿時間を固定しているということです。
「基本的には午後8時に投稿する人が多いですよね。なるべく僕はちょっとズラしたほうがいいかなと。なので、午後8時30分とかが1番ベスト」とヴァンさん。
午後8時30分に投稿する理由とは・・・?
「ヴァンゆんのことも好きだけど、他のユーチューバーも好きという人がいた場合、同じ時間に上がったら再生回数が割れるじゃないですか。
他の人を見終わって、次に誰を見ようかなってなったときにパーンと投稿して総取りみたいな。そうすると急上昇に載りやすいです」
実は、リアルタイムでアクセスが集中すると、ユーチューブの急上昇ランキングに載りやすいんです。
これに掲載されるとYoutubeのトップ画面に表示されます。
急上昇ランキング→Youtubeトップ画面→爆発的アクセス数が見込める
トップ画面に表示されると、爆発的にアクセス数がアップするんだそう。
動画の編集や構成だけでなく、分析も大きく影響しているようです。
新規開拓の扉!サムネイルとは?
新規開拓の扉!サムネイルとは?
「サムネが命ですね。テレビと違ってチャンネルまわしたらいつでも流れているわけじゃないので。再生ボタン押さないと流れないので、それにはタイトルと入口の画像。これが全てです!」とヴァンさん。
サムネイルとは・・・動画の内容がひと目でわかるメニュー画像。
動画の顔ともいえる画像。
他のユーチューバーの動画が流れている時、その関連動画としてサムネイルが並びます。
ここで興味を持ってもらえば、新たなファンをゲット!
そのため、画面選びを何度もやり直しているということです。
「携帯で見る人がほとんどなんで、携帯でどう映るか」と、画面選びからタイトル選び!
1時間以上苦悩することも当たり前だということです。
ユーチューバーは楽して儲かる仕事ではありませんね。
「一般的には100万回再生で約10万円の広告収入?」と質問した池上さん。
「ユーチューバーさんによって違うんですけども、チャンネル登録数によって単価は様々です」とヴァンさん。
いくらもらえるのか?と麒麟の川島さんが質問したところ、月でいうと高級外車が2~3台分、と答えていました。
過激化する動画をアップした人もいた
ヴァンゆんさんたちとは一切関係ありませんが、一方で、再生回数を上げるために過激な動画を上げることも問題になっているそうです。
再生回数欲しさに過激化する動画をアップした人も。
2007年、ユーチューブの投稿動画は、お店でクレームをつける姿を投稿し、問題になりました。
再生回数を稼ぐため、過激にクレームをつける人もいるんです。
このような問題を避けるため、規制を行うようになってきました。
BAN(Account Banishment) 違反した動画が削除される
BAN(Account Banishment) 違反した動画が削除される
Youtubeのガイドラインに違反した動画が削除されることに。
ユーチューブ側が規約に違反したと判断し、削除された画面には、”この動画はYouTube利用規約違反のため削除されました”と表示されています。
一見良いように思えるBANですが、これにより困っている方もいるということです。
BANされると困る理由とは・・・?
「年々ユーチューブの規模が大きくなっているので、関わる会社も多くなってきている。規制がどんどん厳しくなってきている」と話していました。
お笑い芸人さんたちがツッコミをする姿も規制がかかる、という可能性もあり、受け止め方は人それぞれ。
基準がどんどん厳しくなり、基準がわからなくなってしまう、というも。
「ネットって拡散が早いので、1人が”これはダメ”って言い出すと出回っちゃって」とゆんさん。
ネットも最初は自由、とみんなが使うようになり、影響力が出てくるとやっぱりそれについては規制が・・・、と池上さんも話していました。
人気が出てくるといろんな問題や叩く人が出てくる、と池上さん。
危険なことや、人に不快感を与えるような内容はよくないため、規制は厳しくなっても良いと思うのですが、状況や変化により、規制内容も年単位ではなく、数ヶ月で変わることもあります。
これまでOKだったものが、突然NGになることもあるのではないでしょうか。
動画を上げる側の立場の人は、長く続けていると投稿本数もかなりの本数になると思うので、こまめに規制のガイドラインをチェックし、理解しておく必要がありそうです。
まとめ
12月8日に放送された「一億総カメラマン!時代変えたスクープ動画」で、池上彰さんが”ユーチューバー”について解説。
ヴァンゆんチャンネルで活躍している人気のユーチューバー・ヴァンビさん、ゆんさんが出演し、インタビューに答えてくれました。
ユーチューバーがどのように時代を変えたのか?池上さんが解説し、収入の仕組みや、ヴァンゆんの2人に密着。
一体なぜユーチューバーは”巨万の富を得る職業”になったのでしょうか?
ユーチューブができたきっかけは、2004年にインドネシアで起こったスマトラ沖地震だということです。
被災者が撮影した動画が世界的ニュースになり、2005年4月、Youtubeの創始者、ジョード・カリムさんが、動物園での動画を投稿。
ジョード・カリムさんもこの時点ではお金になることなど考えてなかった、と池上さん。
しかし、再生回数に目をつけたのが企業。
広告効果になる宣伝媒体として再生回数に注目が集まり、再生回数が多いとお金が入ってくる、という形になりました。
2018年のインターネット広告は、地上波テレビと同じ、1兆7589億円に!
◆ユーチューバー=再生回数
池上さんは、ヴァンゆんさんに、「一般的には100万回再生で約10万円の広告収入?」と質問。
一般的には100万回再生で10万円の広告収入、とよく聞きますね。
「ユーチューバーさんによって違うんですけども、チャンネル登録数によって単価は様々です」とヴァンビさん。
ヴァンゆんちゃんねるの収入は、月でいうと高級外車が2~3台分、と答えていました。
しかし、2人に密着すると、ユーチューバーは楽して稼げるものではない、とハッキリわかる結果に。
番組ではヴァンゆんさんに密着。
動画を上げれば再生回数100万回超えのヴァンゆんさん。
1日1本!365日投稿
ヴァンゆんさんは、15分程の動画を毎日投稿しています。
ファンを飽きさせず、視聴習慣をつけてもらうため、毎日投稿。
また、ネタ選び・撮影・出演・編集、全て自分たちで行うため、プライベートはほとんど無し!
そのため、1日平均3時間睡眠ぐらい、ということです。
また、投稿時間は毎日午後8時30分と決めて投稿。
急上昇ランキング→Youtubeトップ画面→爆発的アクセス数が見込める
と収入や人気につなげるため、工夫しているようです。
また、動画の顔ともいえるサムネイル(動画の内容がひと目でわかるメニュー画像)やタイトルを考えるため1時間以上苦悩することもしばしば。
ネタ探しや撮影・編集全て行うため、人気のユーチューバーはかなり努力し、個性も求められ、才能も必要だと思いました。
また、毎日投稿している、という方も多いですね。
ヴァンゆんさんは、毎月の収入は高級外車2~3台ほど、と話しており、華やかな世界のように見えますが、構成・編集し、毎日投稿を続けるなど、努力と才能も必要だと感じました。