1月8日に放送された「めざましテレビ」で、2020年にリニューアルした銀座線・渋谷駅について紹介していました。
リニューアルで便利になる、と期待されていた銀座線・渋谷駅。
しかし、通勤客で大混雑し、人が殺到してしまう、という状態に。ホームへ入る以前の通路や階段にも大勢の人で大混雑。
1月6日、午前9時前の東京メトロ銀座線・渋谷駅のホームへ向かう通路が昇り口・降り口ともに階段の位置で大混雑、という状況になりました。混雑の原因は動線の変化のようです。
目次
1月3日 リニューアルした銀座線・渋谷駅が大混雑
1月3日にリニューアルした東京メトロ銀座線・渋谷駅。
しかし、渋谷駅のホームへ向かう通路や昇り口、降り口の階段部分も大混雑している状態に。
銀座線の澁谷駅といえば、年末年始にリニューアル工事が行われ、3日に運行がはじまったばかり。
一体何が起きているのでしょうか?
ホームも倍の12m・トイレも設置で混雑緩和の予定が・・・・
今回問題となっている、東京メトロ銀座線・渋谷駅は、1日の平均利用者数は約22万人。
1938年の開業以来大きな改修が行われず、老朽化が進む結果に。
幅の狭いホームに、東京メトロで唯一トイレがないなど、東京オリンピック・パラリンピック前に、安全・サービスの面で大きな課題を抱えていました。
こうした理由から、東京メトロは年末年始の6日間、一部区間を運休し、リニューアル工事を実施。
M文型の独特の支柱が印象的です。
エスカレーターや多機能トイレも設置。
近未来の渋谷を思わせる、と期待されていました。
さらに、ホームの幅も、これまでの倍の長さ、12mに。
ホームの幅が広がることで、混雑の改善につながると期待されていました。
東京メトロの山村社長は、「(リニューアル後は)渋谷の駅全体のわかりにくさ、移動しにくさの改善につながると考えます」と、新しい渋谷駅をアピールし、リニューアルによって移動しやすくなり、わかりやすくなる、と期待している声も多かったです。
ところが、正月休みを終え、仕事初めで通勤へ向かう人たちが6日駅へ向かったところ、通勤ラッシュ時に大混雑している状態になってしまいました。
大混雑の原因は「動線の変化」
大混雑の原因は「動線の変化」
リニューアルし、ホームが約130m表参道側に移動したことにより動線が変化してしまったのです。
リニューアル前は、半蔵門線東急田園都市線・京王井の頭線・JR山手線埼京線湘南新宿ラインを利用する方たちが銀座線で乗り換える場合、旧ホームの改札付近で合流。
JR中央改札口を利用する人と交差することはありませんでした。
しかし、リニューアル後、銀座線に乗り換えるためには、JRの中央改札口前を通るため、乗り換えをしない客とも交わることに。
これが新たな混雑を引き起こす原因とみられています。
利用客にインタビューしたところ、「昨日もすごく混んでいたり、大変なのかなと思いました」、「ちょっと不便になった気もする」という声が上がりました。
東京メトロでは、これから2週間程度、各路線から乗り換えルートに専用スタッフを約10人設置し対応にあたるということです。
半蔵門線・京王井の頭線・JR山手線埼京線湘南新宿ラインを利用する方たちが乗り換えの際、JR中央改札口前を通るのが必須。
そのため、乗り換えをしない客とも交わる形となり、便利になるはずが混雑する状況になってしまったようです。
年末年始の大規模リニューアルで、6日(月)が仕事はじめだった方も多く、約130mホームが移動したことで、より混雑の原因になってしまったのかもしれませんね。
東京メトロが専用スタッフで道順など、わかりやすく使いやすい形へ誘導することで、少しずつ混雑も緩和していくかもしれません。
通勤ラッシュ自体大変なので、早く問題を解決させる対策が出ると良いですね。
1月10日に放送された「スッキリ」でも、この問題を取り上げていました。
渋谷再開発。
完了するのは2027年、ということで、現在はまだ開発途中、ということです。
2027年にはスムーズで快適に使える駅になるということですが、工期が終了するまでの2027年までは、やはりこれまで通りにはいかない、という見解を示していました。
1本早い電車に乗ったり、出発時刻を早めたり、各自での調整が必要となりそうです。
再開発により、快適になる、ということですが、完了するまでに時間がかかってしまいそうですね。